カニの記録 52

 

一人ぼっちの暮らしには鈴木常吉さんの曲がスンとハマる、そんなことを最近発見しました。

 

 

傾きをビルごと直すのは無理だけれども、床だけとりあえず直してくれることになって、アパートの管理会社が、ほんで床を水平に貼り直すにあたって、台所のガス台と流しがくっついてるユニットを外さなあかんことになり、昨晩から台所のない生活が始まったのである、10日ほど先まで。昼夜のバイト中に食う弁当、円安の影響か知らんけどコンビニのんとかアホみたいに高いし、なので丼飯的なもんを作って持つようにしてるのですが、それ用に買いだめした野菜が冷蔵庫にあり、けど当分台所が使えないので、丸ごと炒めて焼肉のタレかけてタッパーにつめ、冷蔵庫に在庫し、それをレンジでチンして何日間かをやり過ごそうと考えてたのですが、流しがないので弁当箱代わりにしてるタッパーが洗えないことに気付き、人生行き止まり、やけ起こしてプリングルスバカ喰い、口の中が荒れる。

 

 

素足で革靴ばきに見せかけるきくらげみたいな靴下を履いているんだろう、ピタパン男性たち。でっかい銀の時計して耳周りと襟足は刈り上げてある、こうゆう甲斐性ある格好した男性が人から好まれるのであろう。サウナと二郎系ラーメンに費やす金も時間も私にはない。野菜が高い。

 

 

5月9日木曜日は尼崎トラでライブ、出演者みんなドリーミンに芸達者だったけど私も含めて性格が気弱すぎるためお客さんは少し。でもまあいいかの状況で何年もライブハウスに出続けている。もう戦うための場所ではなくて、人前で歌うことを趣味としてる人らの憩いの空間になっている。やっぱりこれでいいとは思わない。けど具体的にどうしようという考えもないまま老いていってる。

 

銭湯バイト帰りに一旦自宅を経由して阪神電車で尼崎へ、電車で爆裂に寝ながら涎を大量に流していた。ホルモン炒め食べたかった肉屋は閉まっていた。ライブ経て帰りの電車、とても疲れているけど大荷物抱えては席に座りにくい。でも座りたい。カバンをゴゾゴゾするふりをして、地べたにうんこ座りする47歳、見た目は白髪の生えたおっさんだが、中身は部活帰りの高校生だ、が内臓も筋肉もカスカスに衰えたおっさんボーイだ。

 

荷物を抱えながらアパートの階段をぐるぐると登り、ゼイゼイしながら4階の自室の前までたどり着く。ドアを開け、荷物と体を玄関に放り込もうとしたら、アディダスのスニーカーが転がってる見知らぬ光景、これは5階の人の玄関だと気付き、慌てて体重を逆サイドに移し替え後ずさり、そっとドアを閉める。疲れで空回りしてると思い、風呂歯磨きなしで即寝。久々に金縛りにあった。掛け布団の上にヌートリアみたいな動物が沢山乗っかってたが重みは感じず。

 

 

バイトの帰り、ビールを買ってタバコ吸う場所。大伴さんと仲良くなってから道に生えてる花とかを見るようになったなと思う。あんまりマクドへ行かんようにもなった、行くけど。

 

5月10日金曜日はコピー屋のバイトのあと、梅田HARDRAINでクリトリックリスさんのライブを見に行く、ついでに自分のライブも少しやる。舞台の中音が良くて、気持ちのいいジャイアンリサイタルだなと歌いながら思う。対バンの田淵くんも気持ち良さげに歌っていた。私の出番が終わった後も、クリトリックリスさんのライブを見に、お客さんがどんどんやって来る。凄いなぁ、としか言いようがない。実際ライブも凄かった。革命が起こってた。結局はライブハウスを仕事場に出来る力が私にはない、だから諦めてバイトを200時間している、ていうことだなと思う。

 

 

5月4日緑の日。ええエレキ貸してもらってのエンタメなしライブを十三RAINCOATでする。エレキギターでなんかええ感じのことが出来そうな気がしてたけど、自分のライブの展開って結局はやけくそ感に持っていくしかなくて、方法的に、なのでエレキギターのええ音と雰囲気が合わんくて、RAINCOATの小林くんにライブ後「やっぱアコギの方がええわ」と言うたら、「人のギター借りといてようそんなこと言いますね」と半笑いしてた。

 

その翌日、5月5日子供の日。稲荷市場のKOSOBUYに無人グッズ販売で参加。Tシャツやらカバンやら並べに行って、折り返し銭湯バイト。湊川神社の西側にある長屋ゾーンで「アナキズム食堂 湊川エレジー」という名前のお店を大伴さんが今作ってる最中で、出張サンドイッチ販売の傍らで無人販売の店番をしてくれた。サンドイッチは完売、カニコーセングッズもそこはかとなくは売れ、そのお金でお好み焼きを食う。その後、リリーズのゆきちゃんのライブを観に西院サブマリンへ行った。

 

3月末に元町喫茶ランであった根岸卓平くんのライブでも思ったけど、リリーズのゆきちゃんが音楽活動してくれてるだけで嬉しい。二人とも年は親戚のおっさんくらい離れてはいるけれど、同期生的な仲間意識というか、一緒に年を重ねてる感が自分にはある、濱口富貴くんとかも。なのでサブマリンで結構酒飲んで内心ベロベロになり、追加で折鶴会館へ行き一人飲み、帰りし元町らへんの高架沿いを変な歩き方で帰ってたら、向かいから銭湯バイトでお世話になってる湊けんゆうさんが笑いながら歩いて来て、愉快な夜だった。

 

 

 

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