カニの記録 43

タール1ミリのタバコをパカパカ吸う日々です。

フリーターのくせしてタバコは遠陵なしにカートンで買います。昔はタバコも安かったなと思いを馳せながら、年寄りが増えてるし、自分もこの先年寄りになるのだから、ある程度は税金払うのも仕方ないかなと思うんですけど、そうゆうのを大惨事世界大戦用のお金に回すんはセコいなと思う。戦争ありきでお金を回さんと景気って成り立たないでしょうか。人の命はただの金儲けのタネみたいな、そうゆう振る舞いって奴隷貿易の野蛮さと何一つ変わらないと思います。人間が愚かなうちはタバコの値段がどんどん高くなっていくし、でもやるんだよの精神でチェーンスモーク、このあいだ銭湯に来てたおっちゃんが、ブルースのリズムは黒人奴隷が繋がれた鎖をズリズリ引きずる音やねんで、と教えてくれました。

先日はライブで尼崎へ。商店街から枝分かれする路地の方を見ると旭硝子の煙突が見えた。ポートタワーみたいだな。

かんなみ新地も半分くらい取り壊されており、写真を撮りに来てるおっさんがウロウロしていた。マンションが立つんかな。マンションばっか建ててたら、どんどん街がおもろなくなってくねんぞ。プレハブでもええから、プリクラとかUFOキャッチャーの店をもっと増やさんかい行政。

ライブ前、対バンの人から陰謀論のことを色々と聞く。その人自身は陰謀論ウォッチャーなのだけど、ちょっとした世界への疑問がカルトに絡め取られ、やがて仲間内で山へ篭る、内ゲバでカルト内恋愛のカップルが穴に埋められる、みたいな山岳ベースな流れが昔からあるように思う。どうして人は山に向かうんだろう、そこに山があるから、なのかな。まあ、私も加古川の川っぷちから神戸の山の麓へ打ちひしがれながら逃げ伸びて来ましたけど。

尼崎の前の日は三宮でタケダ2000GTさんとライブ。バイト先の銭湯の人らが見にきてくれて、嬉し恥ずかしだった。いきなりお世話になった会場のジャンクフードKOBEさん、パクチーもらったりありがとうございました。

ある日。新しい曲作るぞ！と1階の部屋にこもって、3時間くらい、でも結局できなかった。あ〜、出来なかったなぁ〜と思いながら2階に上がり、まきちゃん（大伴さん）に「曲できひんかったわ」と若干ヘラヘラしながら伝えると、結構神妙な面持ちで「カニさんのことを思って言うのだけれど」と前置きされるので、何かショッキングな真実を言われるのかなと覚悟してたら、「すごい、息が、臭くなってるよ」と教えてくれた、2メートル離れた場所から。

何か悪いもんが腹の中でとぐろを巻いているんだろうな、という自覚はある。自分の吐く息で自分の喉がイガイガする時もある。まあでも、息が臭いことを黙ってられるより、臭いと言ってもらえたほうがありがたくもある。なんかもしライブの時とかも息が臭かったりしたら、カニさん、息が臭いよ、と伝えてもらえると助かります。とくに応急処置の方法とかもないんですが、できる限り息を漏らさないよう喋ったり歌ったりします、ホーミーみたいな感じで。

あ、パクチー噛んだらええんかも！