カニの記録 36

 

どうも咳止まらんまま新年を迎えそうな雰囲気。多分12月中に3種類くらいの風邪をひいてる気がする。歳とると熱出て寝込んだりしない分、病気の終わりぎわが分からんのですよね。

 

 

12月は史上最強に時間がなかった。引っ越しの荷物は運んだものの全く手がつけれないままで、カレンダーに書き込まれたバイトとライブのコマを1つづつ潰して行くだけ。その合間合間にもカニさんが荒まないようにと大伴さんはバイト先で食べれる用のお弁当を作ってくれたり、新兵器のスープ冷めない22世紀の骨壷みたいな魔法瓶に粕汁入れて持たせてくれたり、すごいお世話になりました。結局家で晩御飯を一緒に食べれたのは1日くらいで、バブルの頃の時任三郎くらい駆けずり回りましたが、得られたお金はさほどでもなく、楽して儲かるとかない世の中ですが、あまり無理して体壊してもなんの保証もないし、そういえば銭湯にくるハツリ仕事のおっちゃんが「明日があればこんなに働かんよ」と言うてましたけど、フリーターには明日はないみたいです、やってみて体で理解しました。

 

 

バイトに追われまくりながらライブもたくさんあった12月。まだ現時点で3回残ってるけど、十三のレインコートであった月極めトークライブのゲストに出さしてもらって、あまり飛び抜けて面白いという内容ではなかったけど、口下手なおっさんが喋ってるってのがマダムの心を掴むのか女性の固定客が多い回で、まあ私は出された酒を呑んでヘラヘラしてお金もらえたんで本当に最高でした。来年から月極めトークライブのアシスタントを務めることになりまして、面白いという保証はないのですが、来れたら来てください。

 

 

先週末金曜日は京都の毘沙門でライブ。心のふるさと毘沙門いうのもあって結構ベラベラ喋りながらの振り返りライブ。やっぱここでもあるがままに咳が出て往生した。翌日は銭湯でバイトしてまた京都でライブ。会場は堀川丸太町の大粒の泪というお店で、対バンのポニョくん嶋津くん面白かったのだけど、ライブ前に飯食いに行ったチャーミングチャーハンという中華屋も面白かった。全部のメニューにチャーハンが付けれるシステムで

 

 

チャーハンにチャーハンがつくセットもあり、よくわからない。わたしも餃子にチャーハン付けて食べましたが、めちゃくちゃ美味しいというわけでもなく、普通のチャーハンでした。

 

 

その翌日は昼の12時から此花区の千鳥温泉でライブ。ライブ後にお酒を飲んで、そのあと銭湯に入って、夜のライブ会場がある元町へ阪神電車で移動するとき爆裂な爆睡をし、目を覚ますと車両の通路に倒れたギターケースとキャリーカバンを乗客が避けながら電車を降りていくシーンがあった。ほんまに疲れ切ってるなと思ったけど、夕方からは年末恒例お好み焼きさか田さんでライブ。イラストコピー展も同時にやってたので、何かしらバタバタした。でも今年一番しんどいだろうな〜と思っていたワンマンダブルヘッダーを怪我なく終えれて良かった。帰り、タクシーのラジオでかかってたEDMみたいな曲に酔っ払った大伴さんがマジギレして両手の中指立ててるのが面白かった。

 

 

その翌日はカンプリのあと梅田ハードレインで世田谷ピンポンズくんとライブ。久しぶりに見た世田谷くんは「文学とフォーク」と銘打ってライブをしていて、実際歌ってるのを見ながらまさしく文学とフォークだなと思った。あんなに沢山言葉を持ってたら歌も沢山で出来るだろうなと感心する。わたしは言葉じゃなくて眠気しか持っていない。


 

離婚したり神戸に引っ越したり大伴さんとの生活が始まったりフリーターになったり咳が止まらなくなったり、12月だけでも色々あったけど、今年は職業訓練や就活と就職と退職、前半でなにがあったのか思い出せないけど、なんやかんや言うて私はついている、周りの人に優しくされている、それは大伴さんもそうだし、別れた奥さんにもだし、バイト先の人にも、カニコーセンのライブを見に来てくれる人にもだし、今のとこ優しい人しか周りにいない。逃げてばかりだけど、優しくし合える距離ってあると思うんで、そうゆうの気にしながら生きていけたら思います。

 

 

そんなこんなでライブもあと3回。あしたは昼に玉造、夜は西院、ほんで今日は神戸のニューヤスダヤ、今から向かいます。ではブログのあなたとはこれでお別れ、よいお年を。