カニの記録 20

 

浜松のビジネスホテルで起きて、共同浴場の朝風呂入ろうとしたら営業時間過ぎてて、既におばちゃんが掃除してる時間帯。生きる気力を失って、とりあえず洗面所で顔だけ洗って出かける。

 

 

夏休み明けたところで、まだこの頃は朝から暑かった。ライブさしてもらう犬山へ移動するにはまだ時間があるから、タバコええ感じに吸えそうな喫茶店をスマホ探して、荷物ガラガラしながら向かう。

 

 

15分ほど歩いて到着した喫茶店は営業してなかった。臨時休業なのかもう営業をやめてしまったのかは分からないけれど、二度と訪れることはないだろう。縁がなかったと思って諦め、また15分歩いて浜松駅に戻る。

 

 

もう浜松にこれ以上用事はないので、とりあえず犬山方面へ向かう電車に乗る。あんまり早く犬山に着いてしまって、もし時間潰せるスポットがない場合のことを考えたら地獄なので、途中の駅で降りて昼飯食うか銭湯入るかしたい。スマホであれこれ調べてたら名古屋の金山いうとこらへんは食堂とかも色々ありそうな感じやので、改札から一旦出てみたが、なんとなく池袋っぽい雰囲気がしたので、金山は辞めとくことにする。池袋の何があかんねん?て今は思うけど、その時の私の中に池袋はなかった。

 

 

あんまり何もなさそうやけど、KDハポンのある鶴舞駅で降りてみる。鶴舞駅のホームから見えるこの漢字の読み方、いつ分かる日が来るんだろう。

 

 

駅から歩いて5分くらいのところに公園があり、そこの茶屋的な食堂へ行ってみる。

 

 

ビールと焼きそばで900円。まあこんなもんでしょう。

 

あんま流行ってなさそうな店だなと思ってたけど、時間帯もあってかお客が後から後からどんどこ押し寄せて、店員のおっちゃん2人とお母さん1人が店内と厨房を走り回っていた。お会計してもらうとき、厨房の中をみると呂布カルマに顔がそっくりなおっちゃんが居た。きっと名古屋顔みたいなんがあるんだろう。

 

 

公園からまた20分ほど歩いて養老温泉という銭湯に向かう。開店時間ちょうどくらいに行くと、開店待ちの男の人が居た。古くていい銭湯だったけど、なんとなく燻ってる感じした。燻りたい時はまた来よう。

 

 

銭湯で汗流して、また駅まで歩いて汗かくの腹立つので、アプリでタクシー呼ぶ。鶴舞駅が一番近かったけど、どうせならと時間節約のために名古屋駅まで乗ったら、めちゃくちゃ出費だった。遠征の時などはローラースケートで移動したい。

 

 

ほんで犬山に到着。知らなかったけど、この川で鵜飼があるっぽい。あんな残酷な遊びをワイワイやれる人間の気持ちが理解できない。

 

 

理解できない鵜飼のそばに、理解出来ない建物があった。

 

 

微妙に目線が合うような合わないような、そんな換気扇カバーがこっちを見てるような見てないような。

 

 

おもしろい喫茶店があると事前にタレコミ情報ありで訪れたパブレスト百万ドル。かなり毒々しい。店内からカラオケが漏れ聞こえてくる。人生いろいろ、、男もいろいろ、、、そうなんですよ、いろんな人間がいるんですよ、だから47歳でフリーターしてても別に構わないんですよ、とか思わない。島倉千代子に励まされたりしないしない夏。

 

 

マスコミにも色々取り上げられてる店っぽい。どのマスコミのロゴもうまいこと描かれていて、マスコミ愛の強さを感じる。

 

 

喫茶店だと思ってやって来たけど、カラオケ喫茶だった。店内でタバコを吸うてる人がおらず、お年寄りも多かったので吸うのを諦める。

 

 

システムがよく分からないままレモン酎ハイを注文する。酎ハイと一緒におにぎり煎餅が運ばれて来た。このおにぎり煎餅にも料金がかかるんか心配になって隣のおっちゃんに聞くと「ここにただ座ってるだけで、どんどん何かが運ばれて来るんだよ」と教えてもらう。

 

 

店のルールを教えてくれたおじさんと逆サイドのテーブルは常連客なのか、サービスの食べ物も色々と豪華だった。今写真を改めて見ると、みんな福々しい手の甲をしている。

 

 

暇だったので、また隣のおっちゃんに話しかけてみる。「どこから来たの」と尋ねられたので、加古川って言っても分からないだろうなと思い、神戸と答えるとおっちゃんは「私も大学が神戸だったんですよ」とのこと。神戸大学ですか?と聞くと「そう」と答えるおっちゃんだったが、なんとなく嘘ついてるなと思った。

 

 

おっちゃんと話を続けてると、山根康広のGet Along Togetherのカラオケが流れ出し、「今歌ってるあの人、犬山市長だよ」と教えてくれる。「そこの席の人たちは全員議員さんだよ」と続けるので、このおっちゃんは嘘を付くのが趣味の人なんだろうなと思ったりもしたが、テーブルにスイカやブドウが並んでるところを見ると、議員ぽくも見えて、でもこんなTシャツのセンスがない市議会とか嫌だなと思い、おっちゃんの言うことをなかなか信じられない。

 

おにぎり煎餅を2枚とも食べてしまい、私もスイカとか食べたいなと思って酎ハイをおかわりすると

 

 

またもやおにぎり煎餅だった。

 

 

おにぎり煎餅と酎ハイを2ターンして店を出る。さっき見たんと反対側の店の壁にはちょっとタッチの違う絵が並んでいた。

 

 

これはこれで殺伐としてるなと感じたのだが、後でライブ会場へ行ってから、この絵を描いた人たちに出会うことになる。アセンションとは次元上昇みたいな意味らしい。

 

 

小学2年生から次元が上昇しておらず、寝汗と小便ばかり漏らしてる自分からしたら、想像つかない感覚である。

 

 

パブレストの隣にも喫茶的なもんがあったが、パンチが弱く感じてしまう。もう派手な考えは諦めて、私はこうゆう地味な次元で生きたいなと思った。

 

 

パブレスト通りから離れてライブ会場の珈琲ボタンへ向かう。信号機の押しボタンにこうゆうカバーを付けたらいいんじゃないのって案も、さっきのパブレストに屯してた議員さんたちが可決させたんだろうか。お城のある街がクレイジーなのは割とよく聞く話である。

 

 

犬山城の前の通りはお土産もん屋さんが沢山並んで、資金が投入されている感じがした。その通りから路地を少し入ったとこにあるライブ会場の珈琲ボタンに到着。古民家をうまいこと改修した、品の良い珈琲屋さんでした。こうゆう上品な感じの場所に集まるお客さんに、私の音楽が受け入れてもらえるのだろうかと心配になる。

 

 

でもまあ予めなんとなく私のことを知ってくれてるお客さんも数人は来られて安心した。ライブ開演の10分前、対バンのウクレレ未知さんに呼び出されて、そこで1つ面白い出来事があったのだけれど、内容があれなのでここでは書けません。またライブとかで私にあったら直接聞いてください。未知さんはご両親が経営してた塾の後継をされてるとのことだったけど、いわゆる先生のイメージとはかけ離れた、破格の存在感の人でした。勉強もすごくできるんでしょうね。

 

 

今回は自分からライブさせてくださいとお願いしたにもかかわらず、珈琲ボタンさんには色々と良くしていただき感謝しています。ライブ後ももっとゆっくり話したかったですが、帰りの新幹線の券を取ってしまったので電車のある時間に帰らせてもらいました。名古屋から乗った新幹線は満席で、久しぶりにデッキでうんこ座りしました。疲れてたけれど、うんこ座りで寝ることも出来ないので、昼間にパブレストで山根康広を歌ってた人が本当に犬山市長なのかスマホで調べてみる。

 

 

 

う〜ん、似てたような気もするけど、なんか違うような気もする。まあ、ぜんぜんどっちでもええねんけど。

 

 

今週末は福岡の酒場芫でライブさしてもらって、その翌日は広島市福山のマーシーマーシーでライブさしてもらいます。どちらのお店もカウンター式の場所なので、カウンターの中で歌わしてもらいます。来れる方来てください、よろしくお願いします。

 

9.16(土)清川 酒場芫

福岡市中央区清川1丁目2−22

出演)カニコーセン

時間)OPEN19:00 / START19:30

料金)投げ銭+呑み食い

 

9.17(日)福山 彷徨うカレーMercyMercy

広島県福山市霞町3丁目1−1

出演)カニコーセン

時間)OPEN17:00 / START17:30

料金)投げ銭+呑み食い

 

 

 

 

 

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