早いもんで8月も終わり。銭湯と掛け持ちのバイトもそろそろ探さんとまずいし、常にお金の心配事が体中にまとわりついてはおりますけど、宇和島米田水産の社長さんに先日言われた通り、心配なんかしても無駄というか、その時になってなんとかすればいいだけで、じゃあその時っていつなんだ？っていうと、今なんですよね、お金ほしいの。先週は先週でまあライブ何回かありまして、25日木曜日は夕方から京都へ行きました。
なんか最近京都にばっか来てる気がするけど、もともとて言うかおそらく、京都はバンドやら弾き語りやらを中年になってもズルズル続けてる率が高いような、京都の中でも場所によるとは思いますけど、大学生気分を死ぬるまで引きずってても平気でいられるような緩い空気感があるように思う、知らんけど。
8月24日夕方、阪急河原町で降りて鴨川の橋渡ってるとき居てた外国人観光客3人組。リーダーっぽいおっちゃんが「ゲイコ」「マイコ」と友達2人に芸妓と舞妓の違いについて力説していた。古都へのロマンチックが溢れてるんかな。
鴨川渡り切って信号待ちしてたら、後ろから来たヨシムラくんと市村くんに声をかけられ、そのまま一緒にライブ会場の5号室へ。初めて行った5号室の女将さん、加古川出身らしくて、割烹着のよく似合う方でした。リハでヨシムラくんが友川カズキのメドレーやってて、こないだのハナクソくんは三上寛の弟子やし、ヨシムラくんもほとんど友川カズキの弟子みたいなもんやなと思ったり、そういえば市村くんも友川カズキに焼酎奢ってもろた言うてたな。
リハのあと、早めに来た橋本さんと4人で居酒屋へ行く。職人さんみたいな人が沢山働いてて、和食の世界やった。手の込んだおかずを食べながら、幸せな気持ちにはなったけど、微かな罪悪感がいつも心の何処かにあって、贅沢は敵、欲しがりません勝つまでは的な刷り込みなんだろうか。太宰治がさくらんぼ食いながら泣いてる気持ちがなんとなく分かる。
市村くんも、ヨシムラくんもライブ面白かった。ヨシムラくんは岩手の人で、東北弁で話すMCがむっちゃ上手いなと思った。日本のフォークは東北がメッカやな。
ライブ終わって帰りの電車で見かけたリメイクのジーパン、高3のとき初めて受験で東京に行って、原宿で買ったんと同じことしてるわとマジマジ見つめる。なんであんな変な古着買ったんか、自分でもよくわからん。
26日土曜日は瓢箪山ハウスへ。ハウスに最後ライブ来たんがコロナ前で、なんかいろいろあった時期。思い出すのも恥ずかしい。
瓢箪山に着いてハウスに向かう途中、ジャックニコルソンのシャイニングのTシャツの裾をズボンにインしてるおとさんとすれ違う。ジャックニコルソンの顎がおとさんの腹部でクシャクシャになっていた。その後も独特の歩き方してる人が居たり、卵が落ちてたり、石切神社が近いことも関係あるのか、瓢箪山に強い磁場を感じた。
音チェックのあと、アパレル社長夫妻が焼肉屋にいると通報あって、ダッシュで焼肉屋へ向かい、厚切りタンなどをご馳走になる。お金持ちの人から奢ってもらう場合は、美味いもん食べても罪悪感は起こらない。気持ちよく牛の肉を喉に通す。ご馳走でした。
この日はゲリラコント師のピー助くんの企画で、わたしも一緒にコントさしてもろたりしました。わたしはピー助くんのコント、結構面白いと思ってて、爆笑とかではないけれど、なんとなく心に余韻が残る、かたわものっぽさや哀愁があって好きです。この日やってくれたラグビーのコントは真面目に切なさで泣いた。
落語はだんだん声が小さくなるので、あまり向いてない気もするが、場数を増やせばなんとかなるかも。雰囲気はめっちゃ出てる。
なんしかまあ、面白いなってアイデアが浮かんで、それを形にしてるねんから大したもんです。ピー助くんの熱のある表現を見て、わしも頑張らなな〜て気分なりました。
時間さえあれば新しい曲やネタが思いつくかといえばそうでもないかもやけど、生活の必要のために自分の時間をお金に変え、ほんでコンビニでタバコ買いながら、このタバコはわしの30分かと考えたり、ほなこのタバコを買わなければ自分の時間が30分増やせるわけかと、わけのわからんことを考えたり、しかし自分の30分がタバコ代にしかならないって、なんか切ない話ですわ。
今週末は浜松と犬山へライブしに行きます。これたら来てください。よろしくです。
9.2（土）シンムラナカムラカニライブ
場所）浜松 エスケリータ68
静岡県浜松市西区大平台2丁目48-30 Resurbia大平台
出演）シンムラテツヤ / ナカムラタツキ / カニコーセン
時間）OPEN18:00 / START18:30 / END21:00
料金）予約2500円 / 当日3000円（共にD別）
正味、お金ほしいです↓
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