カニの記録 6


池袋で富士そば食って北浦和すっとこどっこいへ。土曜日やけど帰宅ラッシュ的なんもあってか湘南新宿ライン宇都宮行きわりかし混んでた。


この日はノンエンタメライブの関東編ゆう感じで荷物も少なめ。いつも北浦和に来たら駅前のバーガーキングに行くのだが、直前に富士そば食ってもうたからキングはなし。北浦和へ前回来たのは4月で、その時は居酒屋ちどりの閉店さよなら月間だった。居酒屋ちどりがなくなって、もう北浦和に来ることないんかなと思ってたら、すっとこどっこいとゆう屋号でちどりくんの友だちの葛西くんが週末やイベントの時だけ継ぐことになり、私的には助かった。コロナやその他諸々の事情でライブさせてもらえてたお店が何件も閉店して、ただでさえ大人の人付き合いが苦手で自分からライブ頼めるお店が少ないのに、これ以上減ってしまうと遠征的なことが不可能になってまうのだ。


ライブは真面目になり過ぎず、普通に言葉を伝えようと心がけて、たぶんちゃんと出来た。ライブ後、見に来て下さった飯田さんらと私のデリケート(心が)問題のことを話しながら、小林製薬から胸とか頭に塗るデリケート軟骨とか出やへんかな〜とか喋る。


早めに切り上げるつもりだったけど結局は終電で池袋へ。中学の野球部の同級生のなかっち(ナカムラマサ首という名前で厳ついステンドグラスを造ったりしている)が見に来てくれて、電車であれこれ喋ったり。昼間にご馳走なった社長夫妻から「本つくらない?」て話を頂いたんやけど、何書いたええか分からんし、タイトルどんなんがええんかなぁ〜と聞いたら「そら、まーく、『キャプテン』やろ!」でゲラゲラ笑いながら言うてて、わしのキャプテン時代の後ろ暗いエピソードをなかっちは大量に記憶してるから、怖いやっちゃけどネタ聞いたりは出来そう。キャプテンてタイトルやったら、なんかやれそうな気が急にしてくる。


「野球部から逃げる人生」が始まったんは19歳のときに大学の野球部の尞を脱走してからで、今は正社員や家庭からも逃げて、フリーター中年てとこまで辿り着いたが、もうそろそろ崖っぷちな気もする。鬼ごっこと一緒で野球部に背中タッチ(あだち充)されたら(追いかけてくる野球部も自分)野球部になってしまって鬼みたいに目が吊り上がるから、死ぬまでなんとか逃げ続ける所存です。



ラストまで見守り精鋭隊と池袋の大都会で呑もうとしたら満席で入れず。終電後やのに池袋駅周辺には正月の生田神社くらい人が溢れ返って、タクシー待ちの行列は300メートルくらいあった。仕方なくとコンビニで買った缶酎ハイを路上で呑んでると、めちゃくちゃ目がキマってるネパール人の男の子が現る。ネパール人てわりと目がパッチリしてるから、キマって見えるくらいが標準なんかな?と最初は思ってたけど、話すうちになんとなくキマってる風なのが分かった。私がギターケースを持ってるのを見て「ギタール、大丈夫、OK」と繰り返すので、これはギターを貸した方がいいのかなと思い渡してみる。もしかしてめちゃくちゃ上手かったりしてと期待したが、弾いてワンストローク目で上手くないのがわかり、その後はノッキンオンヘブンズドアの一番とサビを繰り返す。もう帰って寝たい旨をネパールの子に伝え、適当なとこで切り上げた。


ゲストハウスの近くまで大竹さんに荷物を運んでもらい、コンビニで酔い覚ましの水を買って解散。すぐ先のゲストハウスへ歩いてたら、さっきのネパールくんが二人組のサラリーマンに「大丈夫、OK、大丈夫」と絡んでいた。


↓次のライブは高知と宇和島です。来れたら来てください。

 

 

 

 

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