カニの記録 137

 

小松菜と水菜が安くて一袋50円以下の場合もたまに見かける。こないだは小松菜2袋60円で売っていた。元町商店街にはフードロス的な八百屋も多いので、野菜はずっと安く買える。米はまだまだ高いから、米をおかずに回し、小松菜を主食とする逆転現象が神戸で起こりつつあったり、毎年春先はやよい軒でも小松菜おかわり無料だったり、いかなごのくぎ煮を蒸した小松菜にのせて食べるみたいな風景、垂水でちょくちょく見かける。

 

 

銭湯の番台に座ってると、帰りしなのおばあちゃんに「ちょっと変なこと言うねんけどな」と話かけられ「めっちゃ妖怪居って困るねん」と言うので、マジ?と思い前のめり、おそらくは認知症ぽいあれかなと思うけれど、西神の自宅、最寄りのバス停、あと湊川らへんは結構多いらしく、やっぱ湊川の戦いで人がいっぱい死んだからかなとか思たり、「でも妖怪居てても悪いことせんかったら、居ってもええんちゃいますか」と私が言うとおばあちゃんは「悪いことするんよ」と言うので「どんな?」と聞くと「ダンボールを重ねたりするんよ」とのこと、「段ボール重ねるんはそんなに悪いことでもないんじゃないですか、ゴミ出すとき楽やし」と返す、するとおばあちゃんは「保険証とかカードを段ボールの隙間に差すんよ」と残念顔、確かにそれは困りますねとこれには私も同情、妖怪話に私がまあまあ興味示したのでおばあちゃんも若干嬉し顔になり、数日後、おばあちゃんと会った際に改めて「妖怪はどうですか、その後」と聞いてみると「ちょっと弱ってる」らしく、家を出かける際「仲間に相談してみたら」と優しめに声をかけてあげたらしい。おばあちゃんと妖怪との関係、今後がすごく気になる。

 

 

先日。久々にバイトがない日だったので朝からライブのチラシを作ったり、グッズの注文をしたり、昼からは録音しようとギターをチョロチョロやるが、なんかも全てがダサく思えて、ダメだ、才能ないから全部やめ、気分ズーンと落ち込み、床に寝転んでスマホをいじり出す。これがうつ病の入り口かなと思い、気分転換に銭湯でも行こう、でも湊河湯行ったらスタッフもおるし、お客さんもおる、「こんにちわ」とか「おつかれさま」とか言うて表情作らなあかんのすら怠い、下手に休みとかなると気分が完全にオフなってまう、だから休みが嫌い、20代の頃、やることなくてパチンコ行ってまうから休みが嫌いだったな思いながら天井をぼんやり眺めてると名案が浮かぶ、そうだ、水木湯へ行こう、あそこなら知ってる人もいないし、仏頂面で湯に浸かれる、そうしようと思い、アパートを出ていそいそとチャリ乗ろうとしたら、チャリの前輪パンクして、ベッタンコなっとった。そういえば先週の金曜日、カンプリ終わったあとチャリ乗ろうとした時点で思っくそパンクしていた、そのことすら忘却していた。

 

 

ひとまずパンク修理しにポートへ行き、川崎くんと何やかんや喋る。気分も少し持ち直し、水木湯。来るの半年ぶりくらいだったので番台のおばちゃんに「久しぶりやな」と言われ、ああ、まあ、とかくらいしか返せないローテンション、風呂はだいぶん気持ちよかったが、またアパート戻ってギター弾くような元気もなく、ここはひとつ日本酒に頼ってみようと久々に角打ちへ行ってみる。気合い抜け切った感じでカウンターにつくと、数日前に湊河湯行ったで、と男性に声かけられるが「はい、ありがとうございます」おそらくそんな返事しかしなかったと思う、宙を見ながら冷や酒あおり、アジフライむしゃついて500円、これをもう1セット行くべきかどうか、でも帰ってギターも録音したいしでお開きにし、アパートに戻ってとりあえず横になり、すぐさま寝入ってしまう。貴重な休み、なにも用事進まなくて夏。

 

 

やや複雑な構成かな、と思う家族をたまに見かける、番台に居てると。子供が大事にされてるな、と思う家族もあれば、まるで子供を使用人みたいに扱う親もいて、まあ私も人のこと言えた感じじゃないか、と過去を振り返ったりする。以前は明るく話しかけてくれてた子、どことなく緊張感孕んだ表情で大人しい素振りすをする、そうゆうのを目にすると、まあ普通に大人びてきてるのかも知れないけど、無邪気では居させてもらえない、そうゆう雰囲気があるのかなと想像すると、わりと胸が苦しい。

 

 

久々に神戸アートひろばのアトリエを借りてシルクスクリーン。前々日からの情緒不安定を引きずってる感じで、作業中も焦ったり苛まれたり、内面の波風が手先に表れておぼつかず、スムーズには作業捗らなかったが、手伝ってもらったりして何とか時間内に終われた。このソワつきは何だろうか、春が来てるからだろうか。

 

 

アートひろばの向かいに三和ホテルという一泊テレビ付き1550円のドヤがあり、隣の建物との隙間を進むとボロい飲み屋が何軒か並んだ場所があったのだが、そこも崩壊していた。ここも一旦は更地になって、知らんうちにマンションが建つのだろう。このままでは日本の陸地全てがマンションに埋め尽くされてしまいそうで恐ろしい。

 

 

シルクスクリーンののち、ライブしに難波へ。

 

 

出演者は私含めて7組、トップバッター菱田ヒシコさん、に続いて敬称込みが芸名の、ぽてさらちゃん。、ぼっちまるくん、3組続けて鑑賞、佐伯名人が近くに来られて「令和っすね」とぽつり言うので、仰ぐかたちで「チョケた感じ、ないすよね」と私もぽつり。逆に我々中年世代が強迫的にチョケなってなるん、何なんでしょうね、、と首を傾げる佐伯名人であったが、ライブハウスに於いてもチョケてる場合ではない、それが令和なのかなと思たり。私は丁度真ん中で出番をもらい、普通に弾き語る、面白くなくてすみません、そんな気持ちのジャスト30分でした。

 

 

その後のチャパ・デイジュリドゥさんの人力トランス、攻殻機動隊の草薙素子がパソコンのキーボード叩いてる速さでミディコントローラーのパッドを操作しており、周りのお客さんも「高橋名人やわ」と驚愕していた。腱鞘炎ならんのかが心配。

 

 

ほんで佐伯名人。イグノーベル賞みたいなんが音楽業界にあったとしたら17年連続でイググラミー賞だと思う。ライブ前、佐伯名人にインタビューしてると、今meleがある場所、90年代ごろCafe blueというクラブで、名人のデビュー戦がこの場所だったという貴重な話が聞けた。名人が今使ってるサンプラーはローランドのSP404だが、90年代当時は202という機種でシーケンサー機能がなく、ビートが組めないからずっと手でボタンを押し続けなければならず、例えば「アホ」って声を録音して、「ア」「ア」「ア」「アホ」みたいなことを最初期はやってたとのこと。それはそれでめっちゃ見たい気もする。

 

 

その後はひたすらくっすんさんの動向をチェック。如何にバンドやお客の邪魔にならずに酔っ払い、そして暴れるか、おもくそグラグラしながら誰にも接触しない身のこなし、おそらくはルンバ掃除機みたいなセンサーが備わってるんだろう、見事であった。

 

 

結局はまた大量にお酒を飲み、よう分からん感じで帰宅。ライブしても金使うばかりで貯金がどんどん減る。どぎゃんとせんと死ぬど、このままでは。

 

今週もまた大阪でライブあります。出番早いので皆さんが仕事してる間にライブ終わってもてるかもですが、早上がりして見に来てください。よろしくお願いします。

 

3.18(水)パール温泉継業3周年記念イベント

場所)緑橋 パール温泉

   大阪市東成区中本3丁目10-15

DJ)BIOMAN(neco眠る)/ 桂九ノ一

LIVE)カニコーセン

FOOD)とある

時間)OPEN16:00 / START17:00

料金)1500円