バイトとライブとなんやかしで時間ない言うとるけど、手っ取り早く時間を作る方法を思いつき、それは酒を呑まんことですわ。酒飲みながら色々できる人も居るんでしょうけど、わしの場合は酒呑んだら横になりたなるし、たくさん呑んだら翌朝起きてからもなるべく横になりたい状態が続いて、やのでなるべく余計な酒は呑まん、呑むかもやけど、頭の片隅にそうゆう概念を置いといてから、呑むようにしたい。

カンプリの納品車が出払っており、すまんけどカニさんの原付でポーアイとか納品行ってと頼まれた翌日、店長が「ガゾリン代」と言って1000円くれた。ガソリン代言うても多分100円くらいしか掛かってないので900円の儲けが突然あり、なんかしんどいな〜って朝の気分が一気に吹き飛ぶ感覚。ライブで投げ銭しすぎて、1000円札が自分の手元に入るとアドレナリン出る仕組みに脳がなってもうてる。もうこれはパチンコと一緒で、いよいよ投げ銭ジャンキー時代に突入。

先週土曜日は生田神社のお祭りでライブ。午前中は元映のバイト入り、帰って欠品してるCDの箱内職しようと思ったが、カッターナイフどこ探してもない。文具屋へ買いに行く時間はもうないしで、アパート下のCafe Ballさんに事情を説明しカッターナイフ借してもらう。ほんで首尾よく箱内職済ませ、地下鉄で三宮の生田神社へ。
お祭りは金土日の3日間、わしが出番もろたんは2日目の夕方30分。まだ日も落ちてない時間やから結構暑かった。ライブの人、DJの人、このブースに関しては誰もお金儲けと関係ないとこでやってそう、けど皆んな売店に売ってるビールや唐揚げに600円とか1000円とか払うのに、音楽はタダっていうのがちょっと嫌やな、一応は客寄せもしてるわけやしと思い、投げ銭回収やるかやるまいか迷う。しかし何日か前のカンプリ店長の1000円札のことを思い出し、1000円札拝んで気持ちよなりたいなが勝り、回収に打って出ることにする。ライブ中、左目の隅っこにツヤツヤした人居るな思たら久々に小松さんの姿が見え、確変確定、これは投げ銭回収やれよって神々からのサインやなに受け取り、ジャンジャンバリバリ回収さしてもらいました。カンプリの店長さんやアパートの下でバーやってはって祭りでもDJされてた阿部商店さん、他にもいろんな人から酒奢ってもらい、ガブガブ呑んでぴょんぴょん踊り、非常に楽しい夜でした。

もうこれ以上呑んだ死ぬなと思いながら、なんとなく腹も減ったしでさか田さんへ豚玉食べ行く。豚玉後、帰りの坂道つらかったが八甲田山遭難事件のこと考えつつ無事帰宅。日々の疲れの原因は主に酒だろう。

翌日。昼から青森へ出かける。とりあえず関空まで行かなあかんくて、今回初めてポーアイから出てるベイシャトルいうのに乗った。乗り場までのポートライナー代がタダになってバスより全然安いし、関空まで30分やし、普通に船乗るん楽しいし、今までライブの時も神戸空港一択やったけど、場合によっては関空から乗るのもありやなと世界広がる。ベイシャトルのタトゥー彫ってもええかもな出会い。

池田さんとの待ち合わせまで時間あったので、第1ターミナルでなんか食おかな思って寄ったけど万博旅行者でごった返していた。どこの飯屋も混んでるのでローソンで冷やし中華買ってベンチで食う。ほんで第2ターミナルで池田さんと合流、ひとまず仙台空港まで浪漫飛行。

仙台空港着し、ほんで仙台駅へ。海っぷちにある空港から仙台駅までの連絡線に沿って新しいマンションが沢山建っていた。調べたら前に仙台来たんが2015年10月やので震災から4年経ったころ、今マンションが建ってるあたりは見渡す限りの更地だったなと思い出す。あん時は家族で仙台駅近くの立ち食いそば行って、なんか皆んな美味い美味い言うて食うてたんやった。池田さんを誘ってその立ち食い蕎麦屋に行ってみる。確かに美味かった、立ち食い蕎麦にしては、セルフの水も。ていうか子供と立ち食いそば食うた思い出あるだけで有難いなと思う。

ほんで仙台から八戸へ。池田さんとの旅パート4の今回、またしても池田さんがなるべく安くつく旅程を組んでくださって、私はそれに乗っかるのみでした。関空からの飛行機でも寝たけど、新幹線でもよく寝た。ほんで八戸から鈍行に乗り下北半島へ。14時に関空出て21時に下北駅到着の道のり、ただ乗り物の椅子に座っていたらプロペラが、または車輪が移動距離の分だけ回転して私の時間と存在を望みの場所まで運んでくれる神秘、金さえ出せば。池田さんから聞いた話だけれど、人が発明した技術って大体は自然界の中に既に仕組みとして存在してるらしく、けど車輪とかプロペラとか軸を中心に車輪が回るみたいなのは自然界にはないらしい。天皇陛下より車輪のがどう考えたって万歳。

むつのホテルに着いたのが21時半頃。部屋で一服して晩飯を食いに神社横丁辺りへ繰り出す。池田さんは前もってネットで晩飯のスポットを調べていて、遅くまで開いてる食堂でトンカツを食べる、絶対に、と意気込んでいたけれど、残念ながらその店は開いてなかった。日曜日はやってる店が少ないのか、どこもシャッターが降りてて人通りもほとんどなかった。とても残念そうな池田さん。

仕方なく適当な居酒屋に入る。池田さんは酒より炭水化物をガツンと接種したかったようで、居酒屋のあとラーメンを食べに別の居酒屋に入った。ならば最初からラーメン屋を探してればよかった。話し合いが足りてなかった。

池田さんの麺啜る音、優しい。

麺食べて解散。私はスマホの充電器を居酒屋に忘れて取りに行くついでに、ちょっとだけまた神社横丁ぶらぶらする。4月に来たとき食べて不味かったババガレイ、ほんまに不味かったんかもう一度食べて確かめたいから、またむつには来ると思う。次は雪が降ってる頃に来たい。

金縛りにも合わずよく寝て翌朝。ホテルがやってる490円の朝食サービス食う。パンがパサパサだったが安いので充分満足。

4月末にチャレンジして果たせなかった(やってなかった)恐山へ再びアタック。バスの行き先表示に「恐山」て書いてあるのがなんかおもろかった、あの世行きのバスみたいで。

バスは外国人旅行者も含めてほぼ満席だった。わしの前に座ってたオバはん、多分自然派の人でシャンプー使てない髪質してたが、食うてるサンドイッチのパンがええ小麦使てそうで美味そうやった。わしももっとええパン食いたい。

恐山着。池田さんはこっくりさんのTシャツ着て来てたのだが、恐山着いてすぐ写真を撮ろうとしたら池田さんの右手の指が勝手に動き出すので目で追うと、「と」→「ん」→「か」→「つ」だった。こっくりさんというか、完全に池田さんの心の声。

雨穴のモデルになったとされる人。めっちゃ「室内撮影禁止」て書いとるな。

これは蔵六の奇病のモデルになったとされるカメ。どうやって作ったんやろて考えてまう複雑な造形。それにしても硫黄臭がきつい一帯。

タダで入れる温泉があったので入る。でもよく考えたら入場料700円払ってるからタダじゃないか。
小屋の中に入ると、濁った温泉に先客のおっさんが二人浸かっていた。自分も入ってみるが、硫黄臭に包まれながら知らんおっさんとぬるい湯に浸るって、まあまあな不快感併せ持つ。「いや〜気持ちええすわ〜」みたいに振る舞ってはいたが、お湯の中に揺れるモラモラが温泉の成分なのかおっさんの体から剥がれた皮脂なのかが気になって、正直あんまり気持ちよくなれなかった。生きてると変なタイミングで潔癖出ることがたまにあります。でもやっぱ硫黄臭に全部やられてる感はあったな、言うてみたら最も強烈な屁の匂いがずっとしてるわけやから。(つづく)
次のライブは十三でゆるいワンマンです。
来れたら仕事も店もなにもかも
休むか早上がりして来てください。
8.15(金)ゆるワンマン
場所)十三RAINCOAT
大阪市淀川区十三東2-9-19 5F
出演)カニコーセン
時間)OPEN19:00 / START19:30
料金)1000円

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