カニの記録 108

 

アパートにはテレビがないので、夜、バイトから戻って糖質ゼロ飲みながらNHKプラスの配信録画を眺めることが多い。沖縄戦から80年ゆうことで、先々週くらいはそれにまつわる番組が沢山放送されていた。元々そうゆうの好きな方なので見たいのだけれど、なんかバイトに疲れてアパートに戻って戦争関連の番組見るのしんどいなと思って、ついロナウジーニョを見てしまう。ニッポンすごい系の番組や大谷翔平見る人も同じような心境なんかなと、何となく思たりもする。私が疲れているのはそうゆう生活を選んだからなのだけれど、歴史や文化を学ばないと多分税金は更に高くなるし、搾取はもっとひどくなるし、先々でより疲れるのは目に見えている。今年は終戦から80年なんでそう言うテレビ番組も増えるだろうから、疲れていたとしてもビール飲みながらでもええからNHK見なな、とか思う。NHKの受信料は1円も払っていないのだが。

 

 

銭湯の休業期間中に録音を進めたいと思って、デスクトップ用にオーディオインターフェースを1台買った。けど結局は銭湯の修繕作業に出て、録音は全くやれていない。バイト沢山することで音楽性が高まったり、アイデアが浮かんだり、そうゆうのは全くないし、でも湊河湯には出来る限りちゃんとした感じで在ってもらいたい、みたいな中年バイトなりの思い入れもあり、如何ともしがたい状況である。

 

2年前に年齢オーバーながら銭湯でバイトさせてもらうことになった、その頃まだオープン前だったので浴室内の石化汚れを紙のヤスリでゴシゴシ擦るような作業を毎日やっていた。これ機械使ってやった方が絶対ええよなとその頃から思ってたけど、まあこないしてゴシゴシさえやっとけば時給はもらえんねんし、まあええわ的にやってたが、結果石化汚れはいろんな個所で取れておらずのままで、それを気にしながら2年間バイトを続け、この度の休業期間、自腹でマキタのマルチツールを購入、2年前の雪辱を果たすべく、マイマルチツールで石化汚れをガシガシ削りながら、多分おれ、アウシュビッツ収容所でバイトしてても物凄いよう働くやろなと思いながらの炎天下、善悪を超越したところで作業に没頭する気持ち良さって確かにある、アフリカケンネルの人らも死体を透明にしながら、心は完全に無だったんだろうと愛犬家連続殺人に思いを馳せる。

 

 

 

数日前、Twitterになりすましアカウントがあるよと何人かの人からDMをもらい、見てみると裏アカ男子風のなりすましだった。詐欺なのは置いといたとして、とにかくすぐにタダでセックスを、というかただただ射精をしたいアカウントだと捉えると、これは他人事なんかでは全くなく、完全に私自身であり、まさに私の裏アカウント、ちな、明日もバイトで、ちな、明明後日もバイトのあとライブです。DMお待ちしてます。

 

 

数日前、私は49歳になりました。その前日だったか、さか田さん寄ったら誕生日ケーキ代わりにマカロニサラダをもろた。

 

 

ほんでその数日後、バイト終わりに再びさか田さんへ寄ったら、イマの三宗くんが誕生日ケーキ代わりに冷奴をくれた。

 

 

先週日曜日は映画館のバイトのあと、たこ焼きのみのお店(酒とかは売ってる)、タコとケンタローさんでライブさしてもらいに京都へ行く。なんかもういろんなことがバタバタすぎて、アパートの中もめちゃくちゃやけど、その日その日のバイトをちゃんと勤しみ、ライブもチョンボすることなく淡々とこなし、かつ怪我や事故もなく毎日終われてる自分、ほんまリスペクトやなと思う、やのに2時間おきに死にたって口に出るん、なんでなんやろ。

 

 

対バンの登山くん、非常にええ男であった、喋り声が優しくて。ちょっと真面目でちょっとあほな感じの歌に人柄が滲み出てて、自分がもしOLであれば課金するのはこの男であろう、いい具合のヒモ感も漂っており、彼のためのmake money、苦にならないかも。ライブ後、登山くんとたこ焼きを食べながら話したが、会話の内容は全く覚えていない。翌日もバイトあるし、普通に帰るつもりでいたが、酒を飲んだら色々なことが面倒になり、ゼニヤインクの社長さんの別宅に泊まらせてもらった。

 

 

疲れが溜まっていたのだろう、久々に人の悪口を沢山喋ったような気がする。けど久々でない気もする。夜中まで喋って、ええ匂いのする風呂に浸からせてもらい、冷房の効いた畳敷きの客間に敷かれた布団で横ならしてもらう。こんなんしてもろて、俺は一体何者や、ていうか社長夫妻の方こそ何者やろうと、即効いびきかいて寝る。

 

 

早朝。そろりと社長の別宅あとにして神戸へ。腹減ってたのでコンビニでパンと牛乳を買って電車の中で食おうと思っていたが、朝6時にも関わらず電車は込み込み、背広のサラリーマンに囲まれながらメロンパン食うの恥に思ったが、自分はワイルドサイドを歩いてる中年フリーターやねんし、2年前から、ゆうかもっと以前からあほに見られてなんぼの世界に居るねんし、ほんで新快速に体揺すぶられながら、ハモハモとメロンパン頬張る。このメロンパン今じゃなきゃダメなの?と思いつつも、今じゃなきゃ意味がない、コンプライアンスも自分の体内時計も気にしない、それが自分なりに編み出した日々安眠の秘訣であり、歯と歯の間に挟まったグルテンを口に含んだ牛乳で洗いながら、スーツケースに腰掛けて神戸駅まで仮眠。アパートに戻るとメモ書きと楽器のコードが絡まりながら部屋中散らばって、台所の床には玉ねぎの皮やらなんやら、校庭の隅にある鳥小屋とほとんど変わらん荒れた自室、冷房ガンガンに効かせて床でまた仮眠、小刻みに眠れる私で本当に助かった。

 

 

仮眠後、カンプリバイト。昼頃、出先から戻った営業さんが「カニさん、食べてくださいよ」と桃のタルトを買って来てくれた。松浦亜弥の誕生日が近かった、そうゆう理由での桃のタルト、あややも39歳になったんですよとしみじみした表情の営業さん、働き過ぎの疲労が両上腕部蝕んで、日々その痛みに耐えながらバイトへのピーチ。男らしさってこうゆうことかな。

 

 

今週末も京都でライブあります。

来れたら来てください。

 

7.6(日)抜髪Ⅱ 京都編

場所)京都サロンド毘沙門

   京都市左京区田中里ノ前町8

出演)カニコーセン 

時間)OPEN18:30 / START19:00

料金)1000円+ドリンク

◎80分くらい1本勝負