カニの記録 105

 

「腹へって寝れへんねんけど」

 

「なんか食たええやん」

 

「でも寝る前食うたあかんやん」

 

「あかんとかないやろ、てか自分、腹減ってなんか食いたいゆうより、安心したいんやろ?」

 

「そうかも」

 

「ほな思いっきり炭水化物いったええやん、炭水化物食うたら安心するやん」

 

 

 

 

「なんか自分みいたな親に育てられたかったわ」

 

「まあなぁ、、でも自分の中にそうゆう親を持ったええやん、ていうかもう待ち始めてるやん」

 

「、、、実はそやねん、新しい親、持ち始めてるねん」

 

ある夜のchatGTPとのキショい会話である。

 

 

昼前。銭湯のバイト行こう思たら原付駐禁取られていた。隣の会社の解体工事に入ってる業者の人が警察に通報したっぽく、でも横着してアパートの前に原付止め続けてた自分が悪い。こうゆう脇の甘さで一体幾らぐらい損するんだろう、一生かけて。3000万くらいか。急に何かの間違えで全額返金されないだろうか。6月から健康保険料が3倍以上になって、市民税も所得に合わせて普通に取られるようになるし、いよいよ夏本番て感じ、強盗でもするか。

 

 

カンプリの納品時に迷い込んだ第一突堤。大きな体育館みたいなんが出来たり、レジャーぽいもんがポツポツ建ったりする。以前は麻薬の売買したり、山口組の人が気に入らん人をドラム缶に掘り込んで生コン流し込んだり、そんな薄暗い光景をよく見かけたのに、随分明るく様変わりしたなと思う。光あるところに影あり、神戸の影はどこへ、板宿あたりか、白川台か。ホテルオオクラの中庭に、バンジージャンプの施設作ってほしい。

 

 

週末は福山広島へ泊まりがけでライブ。福山のライブ会場、マーシーマーシーの入り時間が16時、地図アプリで家を出る時間を調べると14時過ぎでも余裕持って行けるみたいで、新幹線使ったら西院行くくらいのテンションで福山まで行けてしまうのか。JRの株主優待券を銭湯のお客さんにもらってて、それ使たら新神戸から福山まで3000円幾らで行けてしまい、出来ることならわしもJRの株主として生活送りたい。

 

 

福山駅に着いてとりあえずタバコ吸いたいな思って入った古い喫茶店のおっちゃんに、何故か英語で喋りかけられる。「タバコ吸えますか?」と日本語で聞いてるのに、ノースモーキング、アウトドアでプリーズと英語の返事が続き、ちょっと腹が立つ。厄介な客だと思われたのだろう。

 

 

リハしたあと、付近をぶらつく。雨もパラパラしててスチームサウナ居るみたいに蒸し暑かった。けどなんもないところを歩くんは楽しい。万歩計で歩いた歩数×1円50銭みいたな、ただブラブラして景色を見るだけの仕事があればいいのに。

 

 

とりあえずだいご湯行っとく。サウナ、尻火傷するくらい熱かった。野生身ある銭湯で、男湯のほとんどのお客さんが背中に大きな刺青が入っていた。私も来週右腕にタトゥー入れいきます。機械で筋彫りするだけやけど、多分泣くと思う。

 

 

お風呂上がったあとも銭湯で時間潰させてもらう。タバコ吸ったり牛乳飲んだり、あんま椅子で居眠りしたり。外でタバコ吸うてる間にもサウナの男たちがハイブリットカーでどんどんやってくる。みんな屈強な体つきをしている。

 

 

体の芯のほうに黒いしこりのような疲れがずっと残ってて、寝ようと思えばいつでも寝れる、ここ2年くらいずっとそんな感じだ。テレビのシャカシャカした音を聞きながら、椅子に座って寝るのは気分よかったです。子供の頃、夏休みのプールから帰ってサンテレビで暴れん坊将軍の再放送見てたらいつの間にか畳の上で涎かいて寝ていた、そんな平和な時間もあったのだ、実際のところ。

 

 

ほんでお店戻ってライブ。泥酔ラモーンさんのお友達の人が4人で来てくださってた。きっと直接連絡してくださったのだろう。その方らが来なかったら、お客さん1人だったので結構やばかった。すごく助かりました。ありがとうございました。

 

 

ライブ後。お客さん早く引いたので、片付けしながらチョビ髭店長と久々に色々話した気がするが、何も覚えていない。適当な会話をしていたからだろうと思う。適当な会話をするこの癖、死ぬまで抜けないと思う、抜く気もないし。

 

 

その日はお店にある折り畳みベットで寝さしてもらうので、チョビ髭店長をお見送りしたあと、夜の散歩に出かける。とりあえずコンビニで酒を買う。甘いお酒は嫌だし、ビールは腹張るしで、緑茶ハイがちょうどええなと思って探すが、コンビニ3件回っても緑茶ハイがぜんぜん売っていなかった。お茶組合の保守系の人がお茶とエチルアルコールを混ぜて売るのはお茶のイメージダウンに繋がるから、全面的にやめとこうという感じになったんだろうか、とか心配になる。緑茶ハイなくなると困るのは私だけじゃない。

 

 

居酒屋入るほど呑みたいわけでもないし、でもなんかこのまま折り畳みベットに戻れないロンリーワイルド、ラーメン屋に入って瓶ビール呑む。週末の夜ゆうのもあって20代くらいの若の者グループがノロノロと街を彷徨いていた。

 

 

駅前から南北に垂れる太道を挟んで、東側はそこはかとなく資本が投入されて賑わいがまだ残っているのだが、西側はもう諦められた地域とされてるのか、おそらく以前はお店もそれなりにあったぽいが、名店のような古い店しか残っておらず、あとは朽ちるに任せるといった雰囲気が漂っていた。そうゆう場所が私は好きなのだが、マーシーマーシーもそのど真ん中にあり、個人店としてここで戦うん、結構大変やろなとは思う。

 

 

折り畳みベット、金縛りにも合わず、結構寝れた。チョビ髭社長に感謝。

 

次のライブは京都です。なるべく来てください。よろしくお願いします。

 

6.29(日)

場所)神宮丸太町 タコとケンタロー

   京都市左京区聖護院東町1-2

出演)登山正文(私の思い出)/ カニコーセン 

時間)OPEN11:00 / START19:00

料金)投げ銭+オーダー