カニの記録 9


8月最初の土日は高知と宇和島でライブ。「ライブさしてください」と話かければ「いいっすよ」と答える人の心のあたたかさ。



三宮からの高速バスに昼過ぎ乗って、はりまや橋に夕方到着。そんなに遠くないし、春に原付で来たからそんなに久しぶりでもない、原付で15分の加古川の実家より高知の方がよく行ってるような気がする、正直な話。



高知の街に詳しいわけではないけど、はりまや橋から南側は西陽に焼けてええ感じの建物が多い。ライブさしてもらうSlowhand Mojoも日焼けでええ感じに色が抜けている。お店に突撃する前に店の前でタバコを1本吸う決まりになってるので1本吸う。近くのコンビニで買った地元のコーヒー牛乳があっさりしてて美味かった。

 

 

Mojoのモトキくんと会うのも3月末ぶりなので、そんなに前ではない。ていうか高知に来すぎ。奥のライブするとこに行くと席もええ感じに作ってくれてた。

 

壁に飾られてる日焼けした中南米みたいな殺風景な絵、高知のカフェミシシッピの人の絵やとすぐ分かった。以前、Mojoの近くにあるにこみちゃんへ行ったとき、店の奥の壁にB4かA4くらいのサイズの絵がかけてあって、遠目に見て何が描いてあるのかはっきり分からない、全体的に血の色みたいな絵だったのけど、なんかすごい絵があるなぁと思って、にこみちゃんのご主人に聞くとカフェミシシッピというお店をされてる人の絵だった。絵から出てるオーラが、なんか他とちゃう。記憶が正しければだけど少しコミカルな屠殺の絵だったように思う。なんか可愛い狂気を孕んでる絵だなとその時思ったのだけど、Mojoに飾られてる白黒の街の絵も、ちょっと光が多すぎて狂いそうになる風景だなと思った。ものすごい表現力だと思う。

 

Mojoの大きなPA用のスピーカーが調子悪いらしく、今回は古い3chのアンプみたいなのを使わせてもらったのだが、ツマミの数めっちゃ少ないのにめっちゃええ音で、機材がいいのか、場所がいいのか。リハーサルも一人で長めにやらしてもらって、なんか感極まって途中で泣いてしまった。リハで泣くなんてバカみたいでしょ。

 

 

開場時間近くにご夫婦で来られたお客さん、奥さんの方は加古川の方で、近所のお祭りでもらった洗いもん用のスポンジを首から下げていて、やっぱ高知お洒落やなと思った。アニメの背景とかを書く仕事をされてて、手に職があると何処にでも住めてええなぁ、羨ましい。

 

 

物販のセッティング完了して、ちょつと気分転換しに外へ出る。そういえば今回うろちょろする間に「ハイヤー」ってあまり聞きなれない単語をよく見た気がする。

 

 

ライブ前に酒を飲むか飲まないか、それが大きな問題で、でも今回は高知ゆうのもあって飲まなくても酔っ払えそうな感じやったので、さっき買ったコーヒー牛乳と同じメーカーのフルーツ牛乳、サンドイッチを買う。地元の酒造メーカーのカップ酒を見るのも旅の楽しみの一つである。なんか昔ほど必死に酒飲まんなったなぁ。

 

サンドイッチ食って駐車場でタバコを吸うていると「カニさーん」て声が聞こえて、振り向くと高知のカリスマ性、じんぜんじゅカフェの下尾さん。

 

 

瞳の奥が空洞の人は役者として大勢すると私は思っていて、浅野忠信や小林稔侍と同じく下尾さんの瞳の奥にも利根川渡し舟の風景がある。近くの居酒屋で少し飲んで来たらしく、店の冷房が効きすぎて寒かったと教えてくれた。それは大変な目に合いましたね。

 

 

して本番。お客さんこんな来てくれる思ってなかった。おそらくモトキくんがお店に来られるお客さんにコツコツ声をかけてくれてたんだと思う。高槻のなべさんも高知に住む妹さん連れて3人で見に来てくださり、びっくりらこいた。室戸の実家の墓じまいの用事のついでに高知まで見に来たとのことで、3月末に室戸の実家で昼ごはんよばれたとき、お母さんも墓じまいのことを心配されてたので、ちゃんと出来てて良かった。

 

ライブは2部に分けて、前半はふざけた系、後半は真面目系。前半はそこそこ受け入れられてる感じで休憩に入り、タバコ吸ってから後半開始、2曲めくらいからお客さんが結構帰りだす。そうゆうのには関係なく、私は私に酔いしれてしまってどうにも止まらない。まあ止まっても仕方ないし、自分で作り出した感傷に浸りながら気持ちよく完走。最後まで頑張って聞いて下さったお客さん、あなたの方が頑張りました!お疲れ様でした!

 

物販もじわじわ売れて、とても助かりました。物販してるときブラジル国籍の女の子から、CDの値段が安いと怒られました。怒られても、もうこれ以上は値段をあげれない。

 

 

ライブ後にスタンドすずの廣谷さんが来られて少し話したり、来年夏の街のお祭りや、年末の界隈の忘年会的なんに「カニさんも良かったら」と声をかけてもろたり、あとめっちゃハッピーな話も聞けて、やっぱ高知に来て良かった!って思った。

 

外でタバコを吸うてると、通りかかったmojoの常連さんが「今日はライブやったんか、なんか1曲やってくれたら物販買うよ」と言うてくれて、すかさず星野源の恋をセルフギターカラオケで気持ちよく歌わせてもらう。ほんで5000円分の物販を買ってもらう。なんちゅう寛大さぜよ!日本の夜明けは近いぜよ!

 

 

あ〜、高知やっぱええなぁ〜、人も街の空気感も何もかも。mojoも鏡川の辺りにあって、川が近いのも気持ちが落ち着く要素なんかもしれん。とにかく今回もめちゃくちゃええ気分にさせてもらって、コンビニでデカいカップラーメン買ってゲストハウスに戻り、おにぎりも一緒にドカ食いし、布団に沈み込むように就寝。なんか最近出先の方が気持ちよく寝れる。やっぱ老後はキャンピングカーで生活しようかな。

 

 

(ライブのお知らせ)

 

お盆も休まずカニコーセンはライブします。里帰りする人しない人、ぜひライブに起こしください。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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