旅の記録（原付四国一周）①

旅の記録やったらまあ問題ないかなと思うんで、原付で四国を一周した話を写真見たり思い出しながら書いていきます。一周して戻ってきてから、なんとなく頭の回転が悪く、就職活動とかライブとかもそれなりにあるので、ちょっと休み休みなって面白く書けるかわかりませんが、自分の楽しみとしてやれたら思います。で、ちょっと書き出す前にお断りというか、

旅の途中に色々メモした大事な紙をズボンのポケットに入れたまま、旅から戻ってすぐ洗濯してしまいました。私的にはもう一度最初から四国回りたいほど悔しかったですが、メモないなりにとりあえず始めます。

加古川の自宅を出るときの原付のメーター19667キロ。去年の夏に中古で買ったときは12000キロくらいだったから、ウーバーで7000キロも走ったことになる。買ってから一度もオイル交換してなかったので、前日に自転車屋ソトのマの野間くん頼んで、1000円でオイル交換をしてもらった。オイルはホームセンターで買ったのを持ち込み。私の原付が4サイクルいう仕組みのエンジンらしく、それ用のオイルを教えてもらって買ったのだけど、実は間違って2サイクルのオイルも以前買って自分で交換しようとしてたから、野間くんに聞いて、ほんでやってもらってよかった。オイルを間違えたら原付は壊れるし、四国一周どころではなかった。

加古川から三ノ宮のフェリー乗り場まで25キロ。2時間くらいかけてノロノロいく。この頃はまだノロノロ進もうという気があった。四国に渡ってからは、ノロノロでは一周できないことに気付き、常に違反速度で走った。警察に捕まらずに済んだけど、時々パトカーと出会ったりして危ないシーンはあった。

三ノ宮へ向かう途中、気温は低くなかったけど、原付を走らせてる間は常に扇風機の強くらいの風が当たってる状態なので、結構冷えるんだなというのが分かった。軍手とネックウォーマーを念のため着けてきて正解だった。けど軍手とネックウォーマーしてても大分冷えた。

三ノ宮のフェリー乗り場。高松行きのジャンボフェリーに乗ったことはあるけど、原付で乗るのも、夜行で乗るのも初めて。原付での乗車ルールがわからないので、ちょっと緊張する。誘導員の指示で、並んでる車の後ろに並んだ。時間になると係の人がきて、バーコードをピッとするだけで手続きは終了。そのまま、また誘導され乗船。すごくスタイリッシュでスムーズ。

どきどきしながらフェリーの腹へ。原付は私だけみたいでちょっと恥ずかしい。デリバリーボックスも目立つし。フェリーの客室に何を持って行くか、自分の中でちょっとゴタゴタする。寝袋はいるんかな、本とか持っていこかな、2冊もいらんか、歯ブラシ持ってった方がええかな、充電器忘れた、水筒も忘れた、とかで原付から離れたりまた戻ったりを繰り返す。

とりあえず要りそうなもん全部持って客室へ。徒歩で乗る人は大きなリュックやキャリーカバンを持ち歩いている。車やバイクの人はほとんど手ぶらか、手提げ一つくらい。私は手提げ二つと水筒。自分が寝るとこの両サイドに手提げを並べ、寝袋を枕にして寝転ぶ。うーん、やっぱり全然眠たくならない。

酒飲んだら眠なるかなと思って、大伴さんに差し入れでもらったピンをうつ伏せに寝転んで吸う。一緒にもらった海苔巻きも1個だけ食べる。寝っ転がってスマホを眺めてたら、いつの間にか寝ていた。

4時半ごろに目が覚めたから3時間くらい寝たんかな。3時間続けて寝れるんも最近あんまないから、割と寝心地よかったんかもしれない。船の振動とかが案外。

5時過ぎに下船。大きなトラックに続いて走っていたら、係りの人に「そっちちゃうよー」て怒られた。いや、あの人は怒ってはいなかった。声を大きせなあかんから、怒り口調になっただけだ。関係ないけど、怒ってない人に「怒ってる？」って聞く奴は嫌いだ。自分も中学のときにそれを面白いと思ってやってた。最終的に「怒ってないけど、それ言われてムカついてる」みたいなことを友達から言われて、これ全然面白ないんやな〜、自分てほんま面白ないな〜って今でも反省し続けてる。

フェリー降りるときにナビを始めてたらよかったのに、トラックの波に流されて道路に出てしまい、とりあえず左かないう感じで最初に辿りついたコンビニ。とりあえずの目的地、徳島までのナビ見ると多分60キロくらいあった。星野源聞きながら、とりあえず走る。走り出してすぐに、車に引かれたタヌキか犬が道の真ん中に転がってて、近くに一羽のカラスが止まっていた。不吉というよりは、交通安全の標識みたいな感じで通り過ぎた。タヌキには申し訳ないけど。そこからだいぶ進んだとこに白鳥神社という標識が見えた。星野源の歌のちょうど「みにくいと秘めた想いは色づき、白鳥は運ぶわ、当たり前を変えながら」らへんだったので、へぇ〜ってなった。そん時は、結構へぇ〜ってなったんや思うけど、今は全くその心持ちは思い出せない。就職どうなんのの焦りで頭がいっぱい過ぎて。