コブログ294

5月21日火曜日。遅番。わたしは服のお洒落がぜんぜん駄目で、何着るとか考えるのも辛いし判らないし楽しくないし、ユニホームみたいに毎日同じ決まったやつを履きたいし着たい。長年、ズボンはディキーズのグレーのやつばかり履いてたのに、先日不意にクラークスの黒のズボンを買ってしまい、となるとディキーズとクラークスの掛け持ちみたいなことが出来なくなり、ディキーズは全て捨ててしまって、長らくのローテーションはそこで一旦打ち切り。ほんで令和元年の区切りにクラークスのローテに刷新するべく、仕事の昼休みに元町の服屋へ先日買ったのと同じズボンを買いに行った。

メーカーも色もサイズも全部決まってるから、パッと行ってパッと買えると思ってたのに、ちょうど欲しかった黒だけ品切れで、入荷したら連絡しましょか?と店員さんに云われたけど、また時間割いて来るのも面倒だしネットで買うことにした。メーカーも色もサイズも全部決まってるなら、はじめからネットで買うとけば良かったな。

 

5月22日水曜日。早番。仕事のあと大阪で森田さん企画のライブがあり、けど楽器は使わないイベントだったので、荷物は少なめ。いつもなら衣装の菅笠はギターケースに引っ掛けて運ぶのだけど、ギターも持っていかないので、あご紐をリュックに結わえるようにして運んだ。仕事のあと自転車で神戸駅に移動し、西口の改札を抜けるときに、ベビーカーの人が後ろにいたので、ひとりでベビーカー担いで階段登るの大変だろうと思い、声かけて一緒に担いで登った。一言お礼云うてもろて、いえいえ、なんて云いながらも心の中で(ええことしたな、ええことする俺はほんまええやつやな)と気分良く電車に乗り込み、ふふん、ふふん云いながら尼崎に着き、さあ東西線に乗り換えるかと床に置いたリュックを担ごうとしたら、リュックに結わえてた菅笠がない。思わず「え!」ってデカい声が出た。駅の階段でベビーカー運ぶの手伝った俺になんでこんな不幸が降り掛かるねん!?と神さまをとっさに呪ったが、おそらく(ええことする俺はほんまええやつやな)と思ってしまったことが落ち度と考えられ、しまったなと思う。大阪天満宮駅の駅員さんに頼み、神戸駅に確認取ってもらったけど落とし物の届けはないみたい。

SNSのわたしの投稿に一番最初にイイネ押してくれるで有名な紀伊田辺の田中さんが仕事で大阪に来られてるらしく、ライブは見れないけれどコンビニの前で一瞬呑みましょうということになり、大阪天満宮のローソンで待ち合わせた。ローソンで買った缶ビール呑みながら、菅笠がなくなった流れを事細かに説明する。ほんで通りかかったイラストの加藤さんにも菅笠の同じ流れを聞いてもらいながら、ライブ会場の雲州堂へ向う。

ライブは森田さん考案の声だけライブで、12組くらいの出演者が10分間声だけで回していく会。遣る方も見る方も変な緊張感あって、そんなん楽しめたら値打ちあるかないう感じだったけど、ちょっと最初から空気感が堅く、いつも何やっても面白い森田さんでもちょっと調子出てない感じ。これは苦しいなぁ、と思いながら次々出て来る出演者を観続け、何組か終えたところで、珍しく森田さんが「ちょっときびしいな」と、私に耳打ちしてきた。まあもとからきびしなるのは全員判ってたと思うけど、実際に目の当たりしてビビってしまういうのも、たぶん全員に共通だろう。みんなどんどんスベっていて、逆に気持いくなってくる。わたしも真面目に歌ってバシっとスベった。ほんでライブ後に出演者同士で慰めあうパターンでまあまあ楽しかった。去年の7月に冬支度の安田さんに誘ってもらって出た雲州堂のライブ(←チヅさんのゲップ1発5千円の回)のギャラ、まだ受け取ってないことをぜんぜんわたしは忘れてなくて、安田さんギャラくださいと申し出るついでに、菅笠が無くなった件も聞いてもらう。ほんでまあ菅笠拾って使う人も居ないだろうから道端に落ちてるんじゃないですか、大丈夫ですよ」と前向きな意見をもらう。

ライブのお客さんそんなに多くは無かったけど、ライブ後、森田さんから出演者全員に500円ずつ支給された。わたしはお題ライブが割と好きなので、ギャラとかなくてもどんどん誘ってもらいたい考えで、けど500円の心遣いは嬉しい。なんか自分でもお題ライブとか企画したいけど、出てもらう人に気も使いそうでなかなか出来ない。雲州堂から帰るとき森田さんが外まで送ってくれて、君にはもう500円あげるよ、と500円玉手渡してくれた。たぶん私が加古川で一番遠いから気い使ってくださったのだと思う。それかブログに変なこと書くなよ、の口止め料としての500円なのかもしれない。だとしたら、わたしのブログは総会屋とかと変らんことになってしまうけど、500円貰えるのは嬉しいから、総会屋でもなんでも続けて行きたい。

 

5月23日木曜日。早番。菅笠が無くなった件をチヅさんに話すと「親切なんかやるもんじゃないね」と現実的な意見。半月ほど前に電車で姫路まで寝過ごしてしまった日、たしか座った席に空き缶が置いたままだったので、加古川駅で捨てといてやろうと思って、目が覚めたら姫路だったし、ふとした親切心が別レイヤーでの不幸を招く、確実にそう云う流れは存在する。道端に落ちてるお金を簡単に拾うことで不運を一緒に拾ってしまってるような感覚と同じく、親切を売ることでなんか変なもんを替わりに買ってしまってる場合も多々あって、神の法則とはそういうことなんだろう。私たちは神さまにいつでも試されている。なかなか正解のチャイムは鳴らず、の代わりにブー!っていうブザーが鳴り続けて、頭の上から落ちて来る金ダライに首を折られ続けている。

冬支度の安田さんが云うたとおり、あんなお遍路の菅笠、気持悪くて誰も拾わんやろし、きっと仕事行く道で落ちてるわと思いながら、通勤電車を神戸駅で下り、西口の改札へ行くと、階段の手前で大きなカートを引き摺ったおばあさんが階段を登ろうとしてたので、カート重たそうだなと思い「カートだけ持って上がりましょか」とおばあさんに声かけたら「大丈夫、大丈夫、お気持ちだけいただいときます、ありがとう、あなたも今日一日お元気で」と云われ、まあそれならいいかと思い、そのまま歩き出してしばらくし「しまった!」と思う。さっきのカートの件、わたしはおばあさんに親切心は示してみたものの、実際の親切行為にまでは及んでおらず、この場合はどうなんですか?カウントされるんですか?と誰に抗議してるのか判らないけど、あー、なんか菅笠見つからん流れやわ、これ、と思いながら仕事場に向った。いつもよりゆっくりめで自転車を漕ぎ、昨日の帰りし通った道をキョロキョロ見回しながら進むも、菅笠は見当たらないまま職場の近くまでくる。辺りはちょうどゴミの日っぽいし、道端のゴミとして収集されてもうたかもなと諦め、いつものタバコ屋の前に自転車を止めて振り向くと

アダムスキー型のお遍路笠が、時空を越えて目の前に現れた。ていうことは、さっきの神戸駅の親切心はノーカウントなのかもって安心してると、また道端に財布の小銭散乱させてるおっさんとか現われそうで、人の居ない山小屋とかでしばらくゆっくり過ごしたい。

 

今週はまだライブ4回あります。どれでもええから来てください。よろしくです。→ ライブの予定