コブログ259

悪霊にとりつかれてる感じで背中が怠く暗い気分。また阿呆みたいにお酒を沢山呑んでしまいました。夕方ごろになればお酒も抜けてマシになるんだろうけど、本気の鬱病の人はこの感じが明日も明後日もずっと続くのか、と思うと気の毒に思う。

2月8日金曜日。早番。トアウエストにあったトンカ書店が、花森書林と名前を変えて元町へ移転され、店主のトンカさんは元町界隈の元締めだとわたしは認識してるので、ボスにいっちょご挨拶いう感じで昼休み寄ってつげ義春解説雑誌買う。なんで名前変えはったんですか?」とトンカさんに聞くと、「またイチからやろうって気持ちなんです」と真面目な顔つきで仰っていた。わしもカニコーセンから名前変えて、イチからやり直したい。なんかいい名前ないですか。

4月にまた5時までライブ」やりたいなと思って、仕事おわったあと電車で春日野道ののぞみ青果へライブのお願いしにいき、そのあと歩いて元町へ戻る。大安亭市場あたりを重点的にぶらぶらする。一体何がしたいのか判らんオブジェとかがやっぱりある。

ガード下にピザの釜。次男が作文に書いてたトラベルスカイマシンとは、こんな見た目なのかもしれないなと思った。

 

三宮の高架下にあったトランポリンのフィットネスジム。中から激しいダンスミュージックが聞こえてきたが、あんな早いビートに合わせてトランポリンするんだろうか。もっとゆっくり飛ばしてあげてくらさい。わたしからもお願いします。

三宮のガード。中学のとき初めて一人で三宮来たとき、このガード下みて(ホタルの墓の清太が柱にもたれて死んでたんはここなんやろか?)と思たのですが、あってますか?

 

廃棄される食べ物が貧乏な人に行き渡る仕組みを作ってほしい。「100円の恋」いう映画で安藤さくらがホームレスのおっさんに廃棄弁当適当にあげてまうシーン良かってんけどな。

 

テクテク30分歩いて元町のスペースオー到着。工藤祐次郎くんのレコ発ライブを観に来た。

 

3組出て3組ともミニキーボードをループさしてトラック作る系やった。最近の流行なら自分もやりたいが、これ以上ライブに行くときの荷物を増やしたくないのでキーボードループさす案は却下。

 

工藤くんめちゃくちゃギター上手かった。ギターとギターの親指ベースラインとギターの空間系エフェクターとシンセとシンセのループと色々組み合わせてライブするので、あんまし見てて飽きない。もう弾語りとかとは違う音楽かもしれない。新しいCDも買って家で聞いたが、ライブとはまたぜんぜん違うバンドサウンドで、ダブっぽい曲もあったり、ちょっとセクシー路線も攻めにいっとんな思った。ちゃんとお金と手間かけて作ったCDはやっぱ違う。何もかもちゃんとしてる。自宅のパソコンで独りで作ったCDはやっぱ500円でしか売れないと思った。

2月9日土曜日。ライブで仕事休み。昼過ぎまで内職したりライブの準備して、昼から京都へライブしに行く。去年も同じような時期に丸太町のザックバランと云うお店でライブさしてもらってて、地下鉄丸太町駅からお店まで20分くらい歩くのだけど、去年はめちゃくちゃ寒かったように思う。今年はわたしの体調のせいもあるのか、ぜんぜん寒くなかった。たんに気温が高かっただけかもしれないけど。

 

17時にお店到着。音チェックの順番がなかなか回ってこなさそうだったので、一旦呑みに行く。近くにある屯風と云うお店で本田さんに美味しい日本酒を奢ってもらった。美味しい日本酒ってほんとに美味しい。たぶんお酒を楽しむ感じの人は美味しい日本酒を適量だけ呑んで、お喋りして、それで満足して愉快な気持でその日を終えるんだろと思うけど、わたしはこんな美味しいお酒を呑んだら、キットカットの徳用袋全部今日中に喰いきるみたいな気持になってしまうので、ちょっとマズいくらいが良いのかもしれないと思った。どうせ気が狂うまで呑んで荒みながらその日を終えるだけなので、値段も安い方がいい。本田さんご馳走さまでした。

お店に戻ったけど音チェックの順番回って来ず、開演。ちょつと時間があったので店員さんにマジック借りて替え歌を1曲作る。先日メヒカブレ師匠から電話があり「百万本の薔薇をどんどん出鱈目にしていくと面白いかもよ」とアドバイスもらったので、なんか出来ひんかな〜と思ってたのだが、ちょうどザックバランは京大の近くにあるし、こないだのゴミ問題とか京大吉田寮周辺のボンクラヒッピー文化に根本があるのかな?と思ってたので、ならば京大とその周辺ごと糞まみれにしちゃえーと思いつき「百万遍のババ」と云う歌詞を考えました。

なんか汚いカラダしてんな。ライブは百万遍のババとか、ノイズ漫談の新ネタとか、半分くらい新しめの試み出来たので、やってて楽しかったです。

 

ほんでまた京都で「松山ベイブリッジ歌謡道場」さんと云う、新しい価値に出会いました。

松山さんがどんなことされてる方なのか、全く予備知識ないまま初めてお会いしたのですが、お店くる時から顔を白く塗っておられ、開演前に衣装も全部着替えてはったので「松山さん、出番トリやのに今着替えたら疲れるんやないですか?」と私が聞くと「いや、楽屋とかないしな、お客さんが居るとこで着替えたらみっともないやろ」と仰ってて、衣装はいかがわしいけどめっちゃちゃんとしてる人やと感心。

ライブ始める前に自分が何者であるかを説明する松山さん。その話し方も味わいあったので、わたしが嬉しなってイエーイとか囃すと「いや、そんなん要らんねん、アウェイ感でええねん」と楽しみ方のレクチャーもしてくださる。

 

ほんで自作のインスト曲カラオケで振り付けを披露。カラオケはジャズコーラスからモノラルで流しておられたのだけど、スカスカしたチープなサウンドが無国籍というか場末感というかめちゃめちゃお洒落で、マニーマクークの初期みたいなヤバいサウンドだった。

足元に置かれた小道具もカラオケの音色と同様にこだわりあるっぽい。ないっぽく見せるところがこだわりだと深読みする。

振り付け以外にも、自作のカラオケにのせて西村知美の「見えてますか、夢」など披露し、選曲もお洒落だった。好きなバンド最前列で見るみたいな感じで、かぶりつきで見てたのだけど、なんかこの距離感間違ってそうかもなと、客席の後ろの方へ移動してみる。

 

すると正解。どこか知らない寂れた温泉街に行って、なんとなく入ったお店でこんな現場に遭遇したい。わたしは大衆演劇を見たことがないのだけど、松山さんは銭湯とか大衆演劇とか落語とか、もちろん音楽にも深い造詣をお持ちな雰囲気もあり、たぶん郊外の健康ランドとかでやってる大衆演劇のショウっぽい空気感を再現してはるのかなと思った。すごいクールですよ、これは。すぐ影響受けてばかりだけど、健康ランドの大衆演劇も見てみたい。楽しい場所に違いない。

帰りは丸太町駅までタクシーかバス乗るつもりでいたが、結局また歩く。松山さんが踊ってるとこ思い浮かべながらピーンク聖、ガチ聖」って歌いながら行進したら、すぐ丸太町駅に着いた。新快速で本田さんからもらったキクマサ2PAC呑んで過ごす。自宅から丸太町のライブハウスまで往復5時間近くかかってしんどかったけど、松山ベイブリッジ歌謡道場さん知れたので結構満足。

2月10日日曜日。ライブで仕事休み。反米トートカバンが品切れしたので6枚作り、サンプラーに曲順組んで昼前に神戸へ向う。嫁さんもライブに出てもらおうかと思ったけど、1月は子供留守番させすぎた感あるので2月は温存する感じで、一人で遣ることにする。シルクスクリーンした反米カバンにアイロンかけてると、居間から「沖縄1500万、じゃあ1600万、おれ1650万で」とか聞こえてくるので見に行くと、みんなでモノポリーやってた。仲よしだねぇ、わたし以外のみんなは。

この日は神戸の元ヒダリ、今はアイカワラズミーと云うバンドをしてる太田さんの企画で、レンタルスペースを借りてする入場無料の催しに呼んでもらいました。レンタルスペースが会場なのでオフィス街っぽいなりゆき。普段ぜんぜん用事がないような雰囲気の場所へ脚を踏み入れる。

催しのタイトルが「お昼間パーティー」と云うだけあって、会場に着いたらパーティーっぽい感じの飾り付けをしてる最中だった。自分の物販とか並べながら会場の雰囲気をさぐりつつ(こんな場所で半裸のおっさんが下品な歌絶叫してええわけないよな)と思いながら、覚悟固めていく。ていうか、早くお酒を呑んで何も感じひん状態になりたい。

入場無料で持込みも自由だったので、諸々準備を終えたあとコンビニへキクマサを買いに走る。トータル5時間くらいの会だったので4PAC買い、自分の物販コーナーにセッティング。乾杯のあとアイカワラズミーの演奏を初めて聞いた。太田さんポップスつくるのバリ上手いと思う。会場では安ワインが安く売られてたので、キクマサの合間にそれも買って呑む。

客席には、見た目こざっぱりしてるけど安そうな服を着てるネオ貧乏ファミリーがわらわらつどっていた。持込んだ飲食物をムサムサ喰う姿は優雅さに欠け、けどみんな大人しくて良い人たちで、こういういい人たちが平日は馬車馬のように朝から晩まで働いて何とか中国に負けないよう頑張っていて、太田さんはそんな報われない階層に向け、無料で音楽聞く場所を提供し、疲れを癒したり、鬱憤を晴らしたりしてもらおうと云う試みをされてるんだなと理解出来た。

 

しかし客席の光景を見ながら自分のことを思い返すと、子供が小さくて矢鱈と手間かかる時期もアッと云う間に終わってしまって、今じゃ家族とわたしは殆どバラバラに行動してるし、この先もっと別々の生活をするんだなと思うと、この貧乏臭い光景も今後二度と自分に訪れることがないんだなと、ジンワリ泣けてくる。

そんな感慨に耽ってると、お昼間パーティーに似つかわしくない、寂しさプルサーマルで動くややこしい人種が登場し、コートのポッケから宝ハイボールのロング缶取り出しグビグビ煽ってる。やべー奴来たな、、と思いつつも、今この会場での人種分けで言うたら、自分に一番近い性質で喋りやすい相手がこのプルサーマルおじさんでもあるわけで、まあ助かった感じもあるにはあった。

開催にかかる諸経費を回収するために、CDを売ったり、寄付募ったり色々されており、有料の15分飛び入り枠と云うのも用意されてて、それを買った方の演奏もあった。酔うてガヤガヤしてる大人と、飽きてクズッてる子供らが喚いてる場で、演奏やりにくかったかもしれないけど、こんだけの人数の前で演奏出来る機会はなかなかないかもだし、お互い損のない試みかもなと思った。

15才の女の子も飛び入り枠を買って弾語りの演奏。とても真っ直ぐな歌声で癒された。最後にスピッツの歌をしてはって、お客さんもみんな知ってるから一緒に歌って、ああ、結構ええ会やったな、極力誰も損しない仕組みになってるわ、意義あるわ〜とか感心しながら、ふと傍らに目をやると

寂しさと人生の屈辱を混ぜて作った造形が床で固まっていた。そして造形がふらふらと立ち上がるので表情を覗き見ると、明らかにゲロ戻しそうな口元になってて、あかん、あかんぞ、お昼間パーティーやぞ、と焦ってコンビニの買いもん袋を渡し、便所に連行。

「吐くなよ!大便器まで絶対我慢せーよ!」と声援送ってるのに、ちょっと小便器にもどしやがる。口から溢れた液が真っ赤だったので「え?結核?ほんまは難病なん?かわいそうかも」と2秒だけ思ったが、2秒後それがただのトマトの汁だと判り、一瞬同情的になってもうた分も含めてどつき回したい気分。大便器の個室の中でゲーゲーしたのち、目を白黒させながら扉を開けて出て来たプルサーマル野郎は「おまえ、優しいやっちゃな」の一言で、便器に散らかしたゲロの後始末を全部わたしに押し付けて立ち去っていった。とんでもねぇ奴だ。絶対全部ブログに書くからな!覚悟しとけよ!)と思いながら、トイレットペーパーで便器や床についたトマト汁を掃除する。

ゲロの掃除したあと会場に戻ると、スタッフで参加してるっぽいおっさんが、悪あがきで弾語りしている光景があった。プルサーマルもようそれやんねん。15才の女の子が自腹で枠買って、しかもスピッツで爽やかに終われてんのに、何でああゆうしょーもないことするんかね、ったく。ダセいわ、おっさんちゅーのはどれもこれも。

 

お開きになったのは18時頃で、なんかベルベルに酔っぱらってる状態で家族が起きてる自宅に戻るのが気まずく、なんとなく打ち上げに参加する。その後も阿呆みたいにまた呑み続けてしまい、ゲタゲタに酔うて荒み始めたタイミングで、悪あがきの弾語りしてたおっさんが自分の向いに来て、何かしらに駄目出しみたいなことをしだすので、しばきたい気分になり、とにかくそいつが云うことに自分はいちいち因縁付け初め、たぶん声もどんどんデカくなってるから、私がまためちゃめちゃ空気悪くさした感じで、なんか強引に会計してお開きにし、プンプンに怒りながら何時か判らん電車で取り敢えず加古川の方角に進むが、気付くと姫路に居ました。