ブログ日誌67

 

仕事中。外の洗い場で用事してると後の方からカタコトの日本語で話かけられた。振り向くとスクーターに乗ったパキスタン人ぽい若い男の子が私に道を訊ねている。男の子はDiDi Foodというフードデリバリーのカバンを背負っていて「ミスティー(だったと思う)というお店どこにありますか?」と滑舌良く聞いてくる。なんかスナックっぽい名前やけど、この辺りではなさそうだなと思い、男の子が持ってるスマホを覗きこむと、公園を挟んでここと反対側にミスティーはあるっぽく、なので「そこの坂道を上がって突き当たりを左に下ると公園の反対側に行けるから、たぶんそのあたりにお店あると思うよ」と教えてあげた。男の子は礼儀正しく「ありがとうございました」と言って原付をふかし、坂道を上って行った。職場がある湊川公園周辺はブラタモリでもやってたけど地形がメチャクチャで、なおかつ番地とかもかなり大雑把なので、宅配や出前の人に道を訪ねられることがよくある。仕事を得る為にパキスタンから日本へやって来て、ぜんぜん判らん土地で出前するとか、自分がもしパキスタンで出前やる逆の立場で考えると、途中でパニク起こして大使館に駆け込んだりするだろうな、だから日本で働く外国の若者はマジガッツあるなと尊敬する。

 

 

それから暫くして職場の入口に立ってると、先ほどのバキスタンの子がウロチョロしてて、原付もすぐ側に止めてある。早よミスティーに行かな牛丼冷めてまうやんと心配になり、あたらめて「ここにはミスティーってお店はないで、公園の反対側やと思うよ」と同じこと言いにいくと「あの、昨日公園の反対に行ったとき、そんな名前のお店はなくて、だからこっちかな思います」と言う。どうやら彼は私の案内を全く信用していないようで、だからもうこれ以上手助けするのは無理っぽく、それより私って信用できないオーラ出てます?やっぱり?って方が結構傷ついたり、不意に何にでも傷つきシステム作動。

 

 

ちょっとだけでも傍聴したいなと思い、仕事の休憩時間に神戸地裁へ行く。職場から地裁まで自転車で5分くらいで、なので1時間の休憩でも30~40分は傍聴できる。やってたのは強制わいせつ致傷の裁判員裁判。途中からなので事件の詳しい内容は判らなかったけど、被告はどうやら元警察官ぽかった。私が居たときは裁判官から被告へ質問をしてて、裁判官の一人から「あなた(被告)はお父さんが怖かったと言ってましたが、拘置所へ面会に来てくれたときはどんなことを思いましたか?」みたいな質問があり、被告は「こんな事件を起こした自分に、寒いかもしれないからと分厚い服を差し入れてくれたり、そうゆうことで自分のこと気にかけてくれてんだなとか、、、」と言いながら泣いていた。それはそれとして別の裁判官からは犯行の始終が写っている防犯カメラの映像と被告の証言が食い違う点とかがズバズバ指摘されてタジタジになっていた。

 

 

3月の8日ころから加古川あたりも吞み屋が通常営業に戻ってる感。仕事の帰り道、吞み屋の灯りが付いてるだけでもなんか嬉しい。といっても遅番のあとじゃガッツリ呑む時間も気力もないので、とりあえず形式的に吉野屋で冷酒1杯呑む程度。最近は早番で仕事終わったあと立ち飲みに寄ってしまい、自宅で喰う晩飯までの間にベロベロになってまう感じで、なんかこれはこれでマズい気もしてるので、逆に遅番で呑む時間がない方がむしろ有難い気もする。自分はアルコール依存だけど仕事前と仕事中は呑めないので、当り前だけど、なので飲み過ぎて困るときは呑めない用事を作ったりしてて、以前は曲作ったり録音したりが呑むことより重要だったし楽しくもあったからそれをやってれば良かった。最近は呑む方が大事になってしまってるから駄目。けど、また呑むのに飽きる時も来るかもだから、その時期が訪れるまで呑んでてもいいかも。好きなようになさいね。

 

 

3月11日。東北の地震から10年の日、JR神戸線で朝夕2回の人身事故があった。テレビでは家族5人が津波に流され、独り生き残ったおばあさんがテレビのインタビューに応えている。どんな悲劇もテレビになった瞬間から見せ物に変ってしまう。大げさに共感を叫ぶ人ほど嘘くさく感じる。政治家がやるようなことを普通の人がツイッターでやってる。卒業式で泣かないと冷たい人って言われそう。ただ黙ってそこに居るだけでいいのに、ただ黙ってそこに居ることが出来ない。気持を表明し行動しないと不安になる病気なんだろう、私もだけど。津波に流された人の命も、ホームから新快速に飛び込んだ人の命も同じなのだけど、駅に流れる人身事故のアナウンスに舌うちする人は居ても黙祷する人は多分居ない。

 

そんなことよりライブあります。