ブログ日誌18

 

テレホン人生相談をよく聞いてたとき、定年後、旦那が毎日酒飲みに行って困ってるという女性からのお悩みに、あれは大原啓子先生と今井通子さんの回だったか、旦那さんはお母さんやあなたに甘える代わりにお酒を飲んでるんだから、財産を食いつぶしたり体を壊さない程度なんだったら飲ませてあげなさいよていうアドバイスを聞いて、そっか、角打ちのカウンターで何も喋らず酒を飲みながら宙を見ているおっさん達、俺もだけど、フロイト的にいうとあれは母親への甘えの欲求を満たしてる行為の最中だったんだな。角打ちのカウンターに突っ立って酒飲んでるあの瞬間、なぜか根拠もなく自信に満ち溢れ、不安で靄がかかってた胸の内がサーッとはれて、なんや、俺ぜんぜん大丈夫やん、いけるやんて思うあの感じは、お母ちゃんにヨシヨシしてもろてるんと同じ効果があるんかと思うと、やっぱ酒ってすごいっすよね。遠い昔に母親からもらい損ねた愛情を一時的に酒で補填してる、母親の側でゴロゴロ戯れるシーンを酒の効果でVR的に再現し懐かしんでる、角打ちの床に細川ふみえを三体くらい並べて敷いてゴロンと上に寝転んでスヤスヤ眠る、由紀さおりと安田祥子の狭間に立つ1本のスタンドマイクに生まれ変わりちやほやされる、口の周りを粕汁のカスで汚してただぼんやり立ってるだけに見えるおっさんの無意識の中で繰り広げられるワンダフルワールド、居酒屋とゆう名のテーマパーク、スナックで河島英五熱唱したり、誰かの歌うお嫁サンバに合わせて陽気にタンバリン叩いたり、アル中のわえらは無意識下の園庭で子供の頃の自分自身を遊ばせるために、ずっと死ぬまで酒を飲み続けるのだろか。できれば糖尿病になる前にインナーチャイルドを成仏させたいのだか。

 

 

7月21日。仕事のあとチャリ乗って三ノ宮くんだりまで移動し、チキンジョージでライブ。入場料が高かったからお客さん呼びにくかった。私が思ってるライブの相場や、もろもろ見積もりが合ってなさげなライブに参加すると、なんか後ろめたい事ばかりいろいろ考えてもて、罪悪感に苛まれる。でもこの罪悪感は「なんかお客さん呼べんくてすんませんでした」てスタッフ的な誰かに言うときさえすれば自分的には気ぃおさまる系、実際はなんも考えんとライブして酒飲んでスッキリし、なにも言うことナッシングでした。他人のお金の損得を心配する前に、自分の貯金増やすことにもっと集中せネバダ州。

 

 

知り合い誰も見に来なさげなライブに参加して、私が一人しょんぼりしてるタイミングでええ感じに現れてくれる神からの使い。コロナがあったりで小松さんと会うのも久しぶりやから、溜まりに溜まってたお悩み相談とかいろいろ聞いてもらう。家以外の頼れる人に頼って家の中の自分を立てておくゆうのもお父さんを続ける一つの方法です。支えて欲しいタイプの人には私の方から声かけさせてもらうんで、余計なお世話で私を支えようとしてくれて、結局は自分の云いたいことだけ云うて負のオーラ倍返しで捨てていくタイプの方は、どうかお引き取り願います。

 

 

打ち上げ楽しんで、ライブをお世話してくれた谷口さんと終電で加古川まで一緒に帰る。電車の中で家族のことやライブのこといろいろ話し、加古川駅に着いたあともベンチに座って遅くまで喋った。谷口さんにも小さい息子さんが二人居て、心配ごととか楽しいこととかもあって、そうゆうの聞きながら息子と過ごせる時間も振り返ればそんなんに長くはなくて、けど自分は今も自分の子供時代の出来事をずっと引きずりながら生きてて、だから自分の息子の中に残る子供時代いうのを、もっと安心してゆっくり過ごせる感じにしてあげとけば良かったなと、今になって漸く思うけど、一緒に過ごすもうあと何年かが少しでもええ感じになるように、明るく努めたい。

 

 

7月23日。村西工業の社長さんに発電所のバイト誘ってもらったので、自転車で伊保港まで行く。自転車だと知らない道も通れて楽しい。

 

 

ブイって巨峰みたい。ヤンキーの先輩に食え!って言われたら食わなきゃいけない!オエー!

 

 

いつも冷房の効いたとこでぼんやり過ごしてるので、作業着来て現場に居るだけでゼイゼイなる。云うほど働いてないけど久しぶりに汗もかいた。熱中症対策でキャラメルが食べ放題なのでこっそり10個くらい食べた。

 

 

仕事でも普段ほとんど体を動かさないし頭も使わないので、たまにバイト行って全然違うことするんは気分転換にもええかなと思う。村西工業の先輩らにも久々に会えて嬉しかった。

 

 

バイトが少し早めに終わったので、高砂町の方へぶらぶらしに行ってみる。高砂銀座商店街近くのプロパンな路地。軒が低くて可愛い。こんなサイズの平屋が一番格好いいなって思う。

 

 

屋根の上の室外機もダンクシュート決められる高さ。

 

 

大の文字だけ残った中華屋。大便?大凶?、正解は大仙。

 

 

ああ、こんな建物でセレクトショツプしたいな。適当に仕入れた商品並べて好きな音楽かけながら酒飲んでるだけやのに、なぜか高麗人参柄のTシャツとか象牙の首飾りとかバカバカ売れて、カリスマショップ店員て近所のおばはんから崇められたり、肉じゃが差し入れもろたりしたいな。ニューヨークタイムズのインタビューはお断りだけど、奥さま手帳の取材はOK。

 

 

こうゆう土壁に対する落書きを久々に見た。子供の頃、学校の行き帰りでよく見かけたけど、取り返しのつかんことするよな、って絶望的な気持ちになってたのを思い出す。

 

 

堀川沿いにわりかし大きな敷地のリサイクル工場があった。従業員同士が楽しげに世間話してる姿があって、羨ましく思った。

 

 

断層みたいになってる錆びたトタンの壁。目に優しい。

 

 

犯した罪が史上かつてないほど大き過ぎ、最高裁の判決で植物された男の姿。ナイフで茎に切り目を入れるとドロドロした液体が溢れ出てきて、すごくええ感じの食器洗剤の原料になる。茎を切る前には必ずお祓いが必要で、お祓いをせずに包丁を入れたP&Gの社員が失明した事件は、稲川淳士が勝手に作った都市伝説。

 

 

堀川にかかる永楽橋の上から。楳図かずおを見ると三菱製紙の煙突を思い出す。

 

 

子供の頃は永楽橋のバス停で降りて、母親の実家に行ったりもしてた。橋の上から見る景色は多分40年前のその頃から錆び錆びだったと思う。いつもどこからか薄っすらガス漏れの匂いがして、それが磯の匂いと混ざり合って生臭かった。人の匂いがしすぎるこの場所が、子供の頃はそんなに好きじゃなかったように思う。

 

(以下、袋とじ200円)

 

 

来週日曜は西成でライブあります。そのあとしばらくないのでよろしくです。