コブログ212

めずらしく早番が3日続いた。仕事のあとチラシ配りに行ったり、知り合いを飲みに誘ってみたりしようかとも考えたが、曲作りの時間も欲しいし、家族と顔を合わせて晩飯を喰うた方が教育上ええかもと思い、立ち呑みにも寄らず自宅に戻ると、玄関の前で次男が独り座って3DSをしていた。「何しとん?」と私が聞くと「はるおが文句ばっか云ってくんだようぅぅぐぐぅぅ」と云いながら悔し泣きの様な真似をする。一応と思い、どんな状況でどんな文句言われたのか玄関先で聞くと、なんとも支離滅裂な解答で要領が掴めず、でも長男が次男に対して執拗に嫌味を云いまくってる風景とかもこれまで何度か目にしてるから、まぁそんな感じなんかなと思い次男と一緒に家に入る。

長男は居間の机で大人しく宿題をしており、その横に次男のランドセルの中身とか色鉛筆とかが散乱している。この散乱は多分次男がヒス起こして散乱さしたようにも見受けられるが、とりあえず長男に「あきおが兄ちゃんに文句言われるいうてるけど」と私が云うと、長男は目を剥いて「なんで俺が悪い事になってんの!?」と怒りだす。私だって本当の事情は知らないし、どうせ下らない喧嘩だとは判ってるけど「知らんがな」で全部を済ましてネグレクトみたいに思われるのもムカつくから行きがかりで口を挟んだだけなのに、なんで今度はわしがムカつかれなアカンねん?みたいな気分になり、兄弟二人に向け夫々小言をコンコンコンコン云いながら洗濯もんを畳む。そのうち腹を立てた長男は二階に上がって行き、残った次男も知らない間に何処かへ逃げてしまう。多分だけど嫁さんはコトの成り行きを全て知ってるはずで、でもあまりにも下らないので関わってこず、結果わしが独りのけ者にされ、なんか鬱陶しい存在みたいになってて、ものすごく腹が立ってくる。つい10分前までは空の状態だった心の中に、いきなりドス黒いヘドロが溜まりだし、もう何もする気力が無くなる。ほんで夕食。

私があまり暗い顔してては家族も気を遣うかと思って普通の表情に直そうとするが、私はもともとそう云うの出来ない体質なので諦め、つまらなそうに飯をパクパクする。私の背後ではテレビのバラエティー番組がやってて、私以外みんなは其れを見ながらゲラゲラ笑って楽しそうに飯を喰うてる。コイツらなんやねんと思う。さっきまでのコイツらの険悪ムードはなんやってん。ほんでなんで今わしだけがこんなにもドンヨリしてんねん。さっき喧嘩してたんやから、今も喧嘩しろやって逆に思う。もうちょい引き摺れやと思う。パッパパッパ展開早すぎるっちゅうねん。だいたい嫁さんは何で知らん振りやねん。君が一部始終あらかじめ私に伝えてくれてたら、ああ、なんだなんだ、そんな下らないことで、君ら兄弟は揉めてるのか、馬鹿だなぁ〜くらいに流せてたのに、わしが途中から中途半端に間に入ってもたから全体的にマゴマゴしてるのに、なんのフォローもなしかよ!と思うと、卓袱台ひっくり返したくなってくる。しかしまぁそれやってもーたら、どうせ謝らなアカンねんし片付けなアカンねんしひっくり返さへんけど、なんつーか、あれよ、お前たちのドンヨリをこうやってお父ちゃんが心の桶で全部すくい取ってあげて、体の内に留めてあげてるから君らはワハワハ笑えてるのに、そんな事もつゆ知らず、お口にご飯粒いっぱい溜めてゲラゲラしくさってどいつもこいつも、なんやねん、ほんま腹立つ。お父ちゃんが死にそうな顔してんのがそんなにオモロいんか!!!!とか、一旦そうなると2〜3日は引っ張ってしまう私の体質がなにより異常。

どうせ家帰ってもクサクサするだけやし、わしなんか居らん方がかえってみんなほんわかテレビ見て楽しい過ごせるやろしし、早番3日目の昨日はちょっつだけ飲んで帰ったろ思い、岩崎酒店に寄る。小雨が降って寒かったので満員ではなかったけど、店内にはおっさんが30人ばかし居り、おばあちゃん店長とおねぇさん店員2人だけでテキパキ切り盛りしていた。お酒を頼み、私が指2本出しながら「メザシをに、、」と云い終わらないウチにおばあちゃんは「ハイハイ、めざし二本ね、ハイハイ」とメザシを焼いてくれて、動きにも喋りにも全く無駄がない。ほんで隣りのおっさんらの【知ってることだけ言い合い合戦:オセアニアってオーストラリア編】を聴きながら呑み、日本酒2杯とメザシ2匹と白和え1皿お会計900円ね〜お兄ちゃんまた来てね〜云われてお店を出る。カニコーセンの物販より利幅やが、無駄の無い立ち回りでおっさんらに酒を注いで回り、コツコツ儲けて加古川のアルカポネとして君臨する岩崎酒店だった。

自宅に戻ると長男しか居らず嫁さんと次男は空手教室に出ていた。コロッケ喰いながら春日野道の小松さんから貰ったミニチュア樽酒をよばれる。サンテレビで薬師丸ひろ子主演のメインテーマが遣ってたので少し見たが、あまりの下らなさに情けなくなってテレビを消し、音のない居間でペチャペチャと呑み続ける。側にいる長男はヘッドホンしながら3DSをしており、私が喋りかけるとその都度イヤホンを片方外し何かしら返答はしてくれるものの面倒そうで、どうせイヤホンしてるし聞こえんかなまぁ聞こえてもええけどと思って「どうせお前はお父ちゃんのこと嫌いやもんな」と云うと聞こえてたみたいで「は?」と云う顔して返事に困っていた。あーあーつまんねー酒だけが友達や、俺の味方は俺だけや、風呂入らんと寝たろ、思って二階に上がり水俣病のYOUTUBE見ながらいつの間にか寝てしまっていた。何時に寝たのか憶えてないけど多分10時間くらい寝たので体は元気一杯に起きたが、こんな駄目な父親いややーって蒸発したくなった今朝。

このまえ「統合失調症のひろば」というムック本を根岸君が送ってくれた。根岸君が「上京=逃亡」と云う題で寄稿したとのことで、この号のテーマも「逃げていい」だった。云うまでもなく私も逃げまくって今ここでこうして死なずに生きてるので、逃げていいと思う。ていうか、まだ逃げれるならもっと逃げたい。私のことは置いといて、根岸くんの文章は読みごたえありで面白かった。どちらかと云えば真面目なタイプの本なので、根岸君が東京に行くに至るまでの苦労話が真面目な感じで書かれてあり、結構大変だったんだねぇと思った。でも今は東京で仕事も上手くいってるみたいだし、こうやって文章書く仕事も依頼されたりして、ゆくゆくは小説で賞をとったりしてくれたら、さざなみも1枚30円で販売とか出来そうやし、バックナンバー束にまとめて150円で通販出来たらええのんなぁ。ムック本はアマゾンで買えるみたいなので買って読んで感想をツイッターに上げてください。→ アマゾン

 

その前にこのブログただ読みしてる連中は新譜CD通販でまず買って聴いて感想をツイッターに上げてください宜しく。→ カニコーセンの店

 

それが無理ならライブに来てください。あしたもありますし、来週もあります。