コブログ203

職場で今流れてるのがシェイプオブウォーター云う映画とパンズラビリンス云うので、どちらも監督が同じなのだが、飛ばし飛ばし観た感じでは随分可哀想というか不憫というか、ちょっと哀しい結末だと私は思うてて、その感想を仕事場のパートさんに話すと「あれはあれでハッピーエンドなんやと監督は云うてたで」と教えてもらう。その話の流れで「人生っていい事はほんの少ししかないのに、嫌な事はまぁまぁある、って今朝嫁さんが云うてましてね」みたいなことをパートさんに話すと「今の時点ではいい事わるい事の釣り合いが取れてないかもしれへんけど、この先何があるか判らへんやん、ほら、金さん銀さんとか、ターミネターとか」って云われ、なるほどなと思う。もしかしたら死ぬ間際とかに有休消化みたいな感じでドバーっといい事が訪れ、ギリギリになってゴメーんいう感じで天井から饅頭とか小判とかがジャンジャン降って来て、そんな饅頭ようけ喰えまへんて、勘弁しておくれ、、、みたいなんも困りますね。

9月9日日曜日。ハンバーガー屋で朝飯を喰うたあとライブでお世話になったCD屋さんへ、置かしてもらってた荷物を取りに行く。その後、どこか見て回るとこないかなとスマホで調べる。

普天間飛行場のすぐ隣りに佐喜眞美術館というのがあり、そこに沖縄戦の図」と云う大きな絵があるみたいなので見に行った。大きな展示ホールの壁に5枚の戦争図が貼られたあり、天井まであるメインの絵は血みどろで超怖い。ガラーンとしたホールで怖い絵を眺めていると後ろから人の声がして、え、お化け、、とか思って振り返ると美術館のスタッフの人だった。絵についていろいろと解説して下さり、わたしの阿呆みたいな質問にも真面目に答えてくださる。解説を聞くと怖い絵が一層怖く感じる。遠征のときは気が大きくなり、美術館とか入ると図録買いすぎて散財するパターンが多く、今回も受付横に本橋成一のベスト写真集みたいなんが4000円くらいで売っており、沖縄戦争の図の解説本と合わせて買うてしまう。販売されてる関連本を立ち読みしてると館長さんらしいおっちゃんが来て本橋成一展のポスターをくれた。

美術館の屋上から普天間飛行場が観れるような仕組みになっていて、飛行場の方に向けて突き出ている階段を上ってみた。この階段の作りは砲口を飛行場に向けてるみたいな比喩表現なのだろうか。

 

オスプレイが観れるかもと期待したが何もなかった。

 

飛行場の敷地内にもお墓が何個かあり、まぁどないかして墓参りとかは出来るんだろうけど、いちいち遠回りとかせなあかんぽくて面倒くさそう。

 

レンタカー返すまであと3〜4時間あり、戦争遺跡的なとこ2ヶ所くらい回ろかな思ってスマホで調べる。沖縄陸軍病院南風原壕群20号と云うのがあり、何日か前に寝る前スマホで見てて恐なったとこで、20年前の社員旅行のときに独りで旧海軍司令部壕へ見学に行き超怖くなった経験からして、陸軍病院壕もちょっと独りで行くの怖そうやから、ここは入門編みたいな感じで平和祈念資料館とひめゆりの塔にしとこうと思い糸満方面へ南下する。CD屋さんで買ったHALCALIのアルバム思てたより良く、カーステで聞きながらわしも女に生まれてりゃHALCALIみたいなんすんのにとか、HALCALIからもう15年も経ってんのかとか、思って運転してると道路脇に「沖縄陸軍病院南風原壕群20号こちら→」と看板が表れる。うわ、やっぱこれは陸軍病院見に行けよ云う守護霊様からのお達しかなと思って、腹括る感じで右折する。しかし看板が差す方向に進むがそれ以降は道案内がなく、道が判らなくなってしまったので、カーナビをセットし改めて向う。壕がありそうな山をぐるっと一周し「目的地に到着しましたお疲れさまです」とカーナビが云うてる場所には看板も建物もなく、おかしいなぁ、これは守護霊様がやっぱり見に行くん辞めとけって云うてるのかなと思い、やっぱし平和祈念公園の方に向う。

平和祈念公園のガラーんとした駐車場に到着しクルマから下りると、遠くから「お兄ちゃん!お兄ちゃん!花買うてあげて!お供えしたげて!」と献花を売ってるおばちゃんの大声が私をロックオンする。

お供えなんかするつもりないけど300円でおばちゃんの花買う事が平和祈念かもしれないなと思い買ってしまう。はたしてこの花は何処へどのようにお供えすればいいのだろうか。

 

取り敢えずの方向へテクテク歩くとそれっぽい場所がありお供えする。おばちゃんが売ったんじゃないっぽい花束もあるから、私みたいに行き当たりばったりじゃなく、ちゃんと献花するために訪れる人もいるのだ。

 

平和祈念資料館も観て回る。15年前に新婚旅行で広島の平和祈念資料館に行ったが、閉館時間ギリギリに行ったため人けがなく凄く怖い想いをしたのだが、沖縄の今回は日曜の日中云う事もあってお客さんも多くビクビクせずに観れた。途中、13分間の沖縄戦ダイジェスト映像みたいなのがループして流れてるコーナーがあり、一通り観る。アメリカ軍の撮影隊が撮った映像だろうから、ちょっと「市民を解放してますみたいに演出を施してるのも混ざってるなと見てて思った。沖縄戦で精神がおかしくなるアメリカ兵が続出したとナレーションがあり、もちろんそれまでにあった戦争でも頭がおかしくなる兵隊は沢山いただろうけど、朝鮮戦争・ベトナム戦争から今に至るような民間人ごちゃ混ぜの地上戦を遣り出したのも沖縄戦くらいからなのかと、あまり詳しく知らないけど思ったりした。

平和祈念公園から那覇へ向う途中にひめゆりの塔があるのでついでに寄ろうと思っていたが、車でひめゆりの塔付近に来ると大型バスやら土産物やらが犇めきあって、道の駅みたいな賑わい方してたので観る気がなくなりスルーする。

レンタカーで2日間回りながら何となく思ったのが、那覇空港から大型バスと幹線道路で恩納村のリゾートホテルに到着し、ビーチで騒ぎ、ナンパし、ピニャコラーダ飲み、海の見える部屋でセックスし、朝食バイキングで炒り卵喰い、そんなんを何泊かするうちそろそろ飽きて最終日、沖縄であったらしい戦争にも目を向けておくかと手頃に寄れるのが平和祈念公園とひめゆりの塔だそうで、幹線道路で糸満へ下り、ひめゆりの塔で土産物買い、ほんで那覇空港に戻る云うルートなんだろう、旅行会社が企画するツアーの定番て。やだねぇ、下世話だねぇ、とか思いつつ自分が辿ったルートもハンバーガー屋と手頃な戦争遺跡で、そう考えると金武へ向う途中にあった「ゆんたく市場」で古本売ってた虚無の市民活動家みたいなおっさんの方が、会社と社会にしがみつきながらたまの休みにリゾートするみたいなゲスい生き方してる私より、何倍かマシな生き方してるようにも思えてくる。

那覇空港へ戻る途中で激しい通り雨に遭い、糸満の漁港で雨宿りした。

 

ハンバーガーとスーパーの惣菜以外のものを喰うてなかったので、漁港の側のセンター食堂というお店に入る。たまごポーク530円。ご飯のふちに擦られてる味噌みたいなんが甘かった。沖縄のおかずの味付けて割りかし甘めのんが多い気がする。

 

レンタカーを戻す時間になり、嘉手納弾薬庫地区らへんでやってもた車の擦り傷のことを思い出す。ガソリンスタンドに寄った際、改めて確認するとよく見れば解るぐらいの傷で、雨粒が車体にいっぱいついたままだったらもしかして誤魔化せるかもしれないと思い、雨が降ってる間にレンタカー屋に戻ることにした。レンタカー屋に着くと、結構立て込んでる時間帯みたいで、東南アジア系の若いお兄ちゃんが私の車のチェックをしに来てくれてたのだが、送迎の車が出発する間際でかなりバタバタしており、ちゃんと車体を見ないまま「はい、オッケーです、送迎車の助手席へどうぞ」と難関クリアし助かる。

7時30分発の飛行機は天候とか関空のあれとかで30分出発が遅れる。神戸空港に到着し飛行機から降りるとき後ろを歩いてたおばちゃんが「やっぱ神戸涼しいな」と喋ってんのが聞こえたが、今ここ空調効いてるからと心の中で突っ込む。三宮へ向かうポートライナーの中は沖縄から帰って来た人ばかりで、ほとんど全員が紅芋タルトの紙袋を下げており、戦争や基地のことについて考えるのも大事やけど、沖縄でちゃんと紅芋タルト買うのも大事よなと思う。次回沖縄へライブ行くとしたら出来れば嫁さんと一緒に行きたいが、子供らを留守番させてとなると何年か先になりそうで、その頃までちゃんとカニコーセン続けてられるかどうかいう心配もあるのはある。

 

ほんで明後日は関東。14日はちょっと真面目な曲順、15日はワケわからん曲順にする予定で、やる曲はほとんど被らないと思います。2日とも見に来てもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。

 

◆ 9.14(金)「初期のカニコーセン」完成おめでたライブ①

場所)新宿2丁目カフェラバンデリア

   東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル1F

   03-3341-4845

出演)カニコーセン / 根岸卓平

時間)OP19:00 / ST20:00

料金)500円 1000円 2000円(好きな値段でどうぞ)+呑オーダー

 

 

◆ 9.15(土)「初期のカニコーセン」完成おめでたライブ②

場所)北浦和 居酒屋ちどり

   さいたま市浦和区常盤3-14-3 鳥越ビル1F

   090-7529-8390

出演)カニコーセン / 野津昌太郎

時間)OP19:00 / ST19:30

料金)1500円+オーダー