コブログ161

5月7日月曜日。王子動物園で前日撮ったスマホの写真を嫁さんが「コアラ」「ハリネズミ」「レッサーパンダ」「クジャク」「カバ」「子供のカバ」と見せてくれる。わたしあまり動物に興味がないので、ほんまやー、カバやー、へー、ゾウーとオオム返しするので精一杯。オウムの写真は無かった。

ゾウの檻の前で息子らと嫁さんがゾウを見てると、となりに居た中学生くらいの男の子が「マック、俺の云うた通りに動くねん」と話かけてきたらしい。ゾウは「マック」と云う愛称らしく、男の子はマックに向って「こっちおいで」「あっちいけ」「水飲め」など盛んに声をかけており、その通りにすることもあれば、ぜんぜん違うふうに動くこともあり、結局ぜんぜんゾウは男の子の声など聞いていないのだが、男の子は多分普段からずーっとゾウを見てるので、檻の中でノイローゼになってグルグル回るゾウの行動パターンを把握してるだけであって、でも男の子は自分がさもゾウを操ってるように、アピールしてくるらしい。なんと不憫な話だろう。きっと父親はアル中で、母さん夜は逃げして、姉さんは朝から晩までファミレスでバイトして、学校行けば虐げられ、先生からも嫌われ、この世の中でゾウだけが唯一の仲間なんだろう、ゾウはノイローゼでそれどころじゃないけど、など勝手な想像。

息子らは男の子を「ヤバい人」と思って全く無視し、遠くからゾウを眺めていたらしい。そう云う息子らの態度を見て嫁さんは「成長したな」と思ったとのこと。他にもトリと喋ってるおばちゃんも居たらしい。檻の外のヒトの方が面白い。

出勤時間がゆっくりの日だったので、2年ぶりくらいに映画を見に行った。元町映画館でドキュメンタリーの原一男監督特集が遣っており「極私的エロス 恋歌1974」と「ゆきゆきて神軍」と続けて鑑賞。「ゆきゆきて」はビデオで何回か見てて、「極私的エロ」は初めて見たのだけど、主役の武田美由紀がめちゃくちゃ面白かった。革命家気質と云うか表現者というか、なんしか業のキツそうな人で、原一男監督との間に出来た1才くらいの男の子連れ、本土復帰して間もない沖縄へ別の男を追いかけて行き、米兵相手のBAR GINZA云う店でホステスしたり、黒人兵と同棲したり、短い期間でなんかいろいろ遣る。面白かったのがBAR GINZAで働く熊本出身のおばちゃんホステスさんの武勇伝で、19歳で下働から初めて、刃傷沙汰とかもあった、喧嘩して興奮してたから気が付かんかったけど、見たら股にドス刺さってて、病院行って焼酎ぶっかけられて、すごく痛そうな顔つきで「シミるう〜」云うてたのが良かった。武田美由紀も熊本のおばちゃんの前では小物に見えたけど、沖縄の一連のシーンは一体なんなんやろ?と思ってたら、武田美由紀の人柄紹介のパートで、そのあとが本編、武田美由紀のピンぼけ長回しの出産シーンがあり、ほんと凄かった。私も嫁さんの出産には立ち会ったが、股の方がどうなってるのかまでは見せてもらえなんだ。映画は破水してからお赤ちゃんが出て来てしばらくするまで撮り続けてて、側では1才の息子がオカンの股の様子を見てギャーギャー泣き叫んでいた。ほんでやっぱり赤ちゃんが出て来ると見てる方も、おおーーって嬉しくなる。武田美由紀は仰向けなので、股から出て来た赤ちゃんが見えなくて、側に居た撮影の音声係の人に「混血?混血?」と聞き、音声の人が応えると「ああーそっかー混血かー」と言葉の深い意味は判らないけど、あっさりした言い方にニンゲンらしさというか、かっこよさを感じた。ほんで「ちょっと胎盤だすから」と云って、また踏ん張りだす。ありきたりな言い方やけど、おかあちゃんてやっぱ凄まじいなぁと思った。そのあと別の人の出産シーンもあるのだが、出て来た子が中々泣き出さないので「あれ?死んでる?」みたいなこと言い出して、産婆さんが赤ちゃんに水掛けたりしてる横で、武田美由紀が「ペッペッ」って唾吹きかけてて、やっぱこの人最高だ。産婆さんがあらまき鮭掴むみたいな荒い感じで赤ちゃんの脚首掴んでブラーンて逆さにして、背中をトントントントンてやったら、赤ちゃんオギャーと泣いて、ホッとする。もうこの先の人生で生出産シーンに立ち会うことはないけど、やっぱ股の方から見してもうてたら良かったなと思った。

ゆきゆきて神軍は神戸も舞台になっていて、奥崎謙三のバッテリー屋が職場のわりと近くにあった。自分の母親が神戸大学病院に入院してた時、大阪からお見舞いに行って、その帰りなんとなく歩いてると過激な文字に埋め尽くされたシャッターの建物がドーン!と現われ!おお!ゆきゆきて神軍のあれや!なんと云う偶然や!と喜んでデジカメ撮った。死んだ兄が生前1ヶ月ほどホームレスをしていた時期があり、大倉山公園と新開地あたりをブラブラしてたと聞いてたので、奥崎先生のバッテリー屋もあるし、なんか自分に縁のある場所かなと思って数年後に今の職場で働く様になり、聖地なんかなと思いつつ現在に至ってます。バッテリー屋は現在駐車場になってます。

 

今朝。「昨日は体育が中止でどうたら」で、次男の体操服の循環が狂ってしまったらしく、今朝の陸上クラブの練習に着ていく体操服がないと大騒ぎになったようで、嫁さんが長男の古を上手く名前書き換えて用意してやると「兄ちゃんのは嫌なんだよ!」と次男がキレ、散々お世話になってるくせに何だよそのエラそうな態度はと嫁さんもキレ、私が起きた頃には終息してたのだが、もう嫁さんが燃え尽きた灰のようになりながら、お好み焼きの残りを弁当箱に流し込んでいた。まぁ自分らも親にはさんざんエラそうな事云うて来たから、息子が同じようにしたからと云って根本からムカつくわけにもいかず、それに息子らとしては気軽にキレれる相手も母親くらいしか居ないんだろう。おとんにキレたら灯油撒くし。

今日も仕事前に原一男の「さよならCP」を見に行ったが、出勤時間迫って最後の10分見れなかった。撮影の手持ちカメラが揺れるし、被写体となる脳性麻痺の人も揺れるから、画面が揺れまくって車酔いみたいになった。途中、ヤカンでお酒呑みながら、赤線云った話とかを脳性麻痺の人らが喋るシーンがあり、絞り出す様に一生懸命喋るからなんか凄いこと云うてるのかと思うのだが、冷静に聞くと単なる猥談ともとれて、短い映画だけど見方で色々気付くことがあると思う。脳性麻痺がある夫婦の夫婦喧嘩も、まぁよくある夫婦喧嘩やな、とも思った。

中2のときに加古川線の無人駅の外で電車を待ってると、待ち合いのベンチのとこに隣りの中学の制服着た女の子が座ってて、なんか強ばった顔してるな、なんでや?と思って深く覗くと、巨人の帽子被った知的障害あるっぽい顔つきの中学生の男の子に、クワガタみたいな感じでガシーンて抱きつかれており、見た衝撃で、あああああああーと私が声を出したら、何事も無かったように男の子は待ち合いから出て行ったのだけど、あの、ああああああーは今までの人生でも結構デカめの、ああああだったな。ネットで調べたら「さよならCP」の動画が中国のサイトにあったので、休憩中にマクドで見た。

 

どのライブも大事ですが、このライブとくに大事なライブなんです。東播磨の人よろしくです。

◆ 5.23(水)水曜サクッとライブ

場所)加古川Work Shop space 00(ゼロゼロ)

   加古川市加古川町寺家町372-3

出演)良元優作 / カニコーセン

時間)20:00〜22:00

料金)投げ銭

飲食)グリーンラバーズ

◎ライブ会場限定キャラクタパンの販売とかもあります。終わったら外で呑んで早めに解散しましょう。