コブログ140

芝生公園のような丘にゴザを敷き、仲間らしき人たちとわたしは缶ビールを呑みながら喋っている。空から降り注ぐ陽の光はポカポカ温かく、そよ風も心地よい。会話してる私の後ろで、嫁さんが知り合いらしき男と喋っている。

私は会話を続けながら、背中で嫁さんらの会話を盗み聞くと、キスの相性がどうのこうの、と喋っており、どうやら軽く口づけを交わしてるような気配がする。私の胸の内に、これまでの人生で感じたことのない熱量の嫉妬がブクブクしだす。しかし嫉妬してる自分の姿を他人に観られてはブサイクだと思い、後ろを振り返らず、全く気にしてない振りをしながら、目の前の誰かと会話を続ける。しかし盗み聞きは続く。

やがて嫁さんと誰かしらの会話が、結構長くにわたって途切れ、ということは長い口づけをしとるだろうと云うことで、もう絶えきれず、後ろを振り向くと、嫁さんとその誰かしらが、かなりチュパチュパとやっておるのを観てしまい、瞬間、ギョォオオオオオオオオオ、、、、って云う叫び声に起こされて、時計を観ると夜中の3時半。ほんま怖かった。おばけの夢より怖い。

一昨日3月14日。現在仕事場ではエミールクストリッツァの映画を上映している。あまり見かけないサラリーマン風のお客さんが「いやぁ〜よかったわ〜」と云いいながら劇場から出て来た。その方は、とくにエミールクストリッツァのファンと云うふうでもなく、たまたま見たら面白かった云う感じだったので「他の作品も面白い思いますよ」と会話を繋ぐと「へぇ〜、見てみよかなぁ〜」と云うたのに続けて「他の映画もヘビ出て来る?」と質問される。上映中のエミールクストリッツァには大きなヘビが何度となく出てくるのだが、他の作品はどうだったか、あまり詳しくないので「どの映画もなんか色々動物とか出て来る思うんで、もしかしたらヘビも出て来るかもしれないですね」と応えると、少し苦々しい表情をしたお客さんは「そっかぁ、ヘビ出て来るんかぁ、、、」と溜息をつきながら帰って行かれた。すごいヘビが苦手な人なんだなと思った。嫁さんの実家のお父さんは鰻とかも食べれないくらいにヘビが苦手で、知らずに手土産で焼き穴子を何回か持っていってしまってたのだが、何回目かで実家のお母さんが「お父さん、ヘビあかんねん」と教えてくれた。

 

仕事帰り。嫁さんへのバレンタインデーのお返しに、駅のスーパーでカロリーが高そうなウエハーとビスケットを買い、ついでにキクマサ2PAC、呑みもて新快速。ツイッターを観てると、今年東京に引っ越した、さざなみでお世話になってる根岸くんが、国会議事堂前のモリカケデモを観にいってる様子。全方角的に東京での生活を楽しんでる雰囲気が伝わって来て嬉しくなる。そうか、デモか、ええな、おれも生でデモ観たいな、なんて思いながら加古川駅の階段を降りていると、目の前で若い女の子が、床に脚を滑らせて転びそうになっていた。危ない!と思ったが、上手くバランスを取戻して転倒は免れたが、床を観ると、おもっくそ酔っぱらいのゲロが飛び散っている。女の子は撒かれたゲロに脚を取られた事に気付き、悲鳴を上げていた。デモの届かない日本の片隅に居て生で見れるんは、ゲロくらいなんやなと思った。

3月15日。朝からとても温かかった。加古川駅へ自転車で向っていると「ケキョン!」とウグイスの鳴き声が聞こえた。住宅地のなのに、何処から聞こえたんだろう?と周りを見ると、屋根屋根の間から土壁の古い屋敷が見え、そこの庭にウグイスが居る感じ。時期になると毎年同じ庭の木に戻って来たりするんだろうか。なんかウグイスにも実家みたいなんがあって可愛らしいなと思った。

昼休みは湊川のスープ房で激辛汁セットを喰うたあと、腹ごなしに長田までチャリンコで行った。そういえば山口組の人が撃たれたん、この辺りやったかな?と思い出し、ネットで探した現場写真と照らし合わせてみる。

長田神社前の商店街は何気に賑わっている。いろんなソースが売ってる酒屋があったので、ちょっと脚を止めて入ってみる。10年以上前に尾道で買った「天狗ソース」云うのが美味しかってんけど、あるかな?と思って探してみた。

天狗ソースはなかった。代わりに長崎のソースを買った。

 

夕方。長田の社会派シンガー光玄さんが、奥さんと一緒に映画を観に来ていた。光玄さんとはライブで2〜3回お会いしたけど、それ以外では初めて。上映してるのはエミールクストリッツァとジムジャームッシュの割得な2本立てで、ジムジャームッシュの方は詩人が主人公の、わりかしシュッとした映画。光玄さんは一見「町の男」っぽい感じやけど、シュッとした映画とかも観はんねんや、と思った。一緒に来られてた奥さんは非常に賢そうな顔つきの方で、光玄さんから「わいの歌、ぜんぶ作詞してくれてんねん」と紹介してもらい、ああ!なるほど!と思った。

悪い意味ではないのだけど、光玄さんの醸し出す「町の男」っぽい人懐っこさと、光玄さんの歌詞にある繊細な語りに、なんとなく隔たりがあると感じ、この人、本来は「町の男」っぽくなくて、普段は寡黙なんやろか、二面性あんのやろか、めっさニコニコしてはる分、なんか計り知れんとこあるわ、、、、って勝手に深読みしてただけで、二面性やなく、実際は二人居ったいうわけやね。前々から光玄さんの息子さんが漫画家してることも気になってたので聞くと「西村ツチカ」と云う名前で活動されてるらしい。

 

奥さんと光玄さんが、劇場の真ん中辺りの席に、隣同士じゃなく、一つ席を挟んで座っておられるのを観て、芸術夫婦なんやな、と思った。

加古川のハンバーガー屋さんグリーンラバーズの村田店長から、先日「ちょっと相談がありまして(中略)前向きなことなんで、ややこしくならないです。」と連絡があり、早番のあと加古川駅で会った。村田店長が駅前に到着するまで、ヤマトヤシキの本屋で立ち読みして時間をつぶす。光玄さんの息子さんの漫画売ってるかな?と思って在庫検索みたら、ヤマトヤシキの本屋は漫画コーナーが小さいので漫画はなかったけど、イラストをしてるSF小説があった。みんないろんな仕事で生活してるん、すごいなと思う。

村田店長が来て岩崎酒店で呑む。相談は確かにややこしくない前向きな話だったのだけど、よいアドバイスが思いつかず、ゴニョゴニョ喋ってるうちに酔うてきて、結局はお互いの家の話や商売の話になり、お店の経営のこと聞いてると、偉い子やなって思う。お店潰れんと続かせてるだけで大変なことやし、人雇って、家族も養ってなると、実業家やんかって思う。わたしかって男として何か一つくらい成し遂げたい!みたいに思うときあるけど、月々のキクマサ代を知り合いから霞め取るような今のカニコーセンの活動では、もう何年か先に潰れるだろうなと思う。そんなこといいつつ、村田店長からお土産にクリームパンとキクマサをもらって悦ぶ、3月中頃の温(ヌル)い夜でした。

la2020と云う曲と、ほか録り直し何曲かで小さなCDを作ろうと録音をしています。思った通りに進んでませんが取りあえず作業を3月中には終わらせて、その次は初期のを選曲して録り直し、最初考えてた6月頃完成は厳しいかもですが、なるべく急いで取りかかります。山ぐるみの山さきくんにジャケットをお願いする予定で、出来れば夏に向けてTシャツも新しいのを考えたいし、「わたしの性年表」を作文にまとめて自主制作本を作りたいとも考えていますが、あいだあいだのライブとそれに伴う内職などで時間がどんどん取られ、何よりこのブログにかけてる時間が一番無駄だな、って本当に何がしたいだろう、私は。

 

自主本は間に合いませんが5月に京都でライブ版「わたしの性年表」をします。他のライブもよろしくお願いします。→ ライブの予定

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コメント: 3
  • #1

    イナバ (金曜日, 16 3月 2018 22:29)

    録音進んでるんですね!新譜めっちゃ楽しみです!コブログもたまらんです!あ〜ライブ行きたい!何とか関西まで行こうと思います!

  • #2

    カニコーセン (土曜日, 17 3月 2018 00:03)

    世界広しと云えど、そんなん言うてくれんの濃尾平野でイナバくんだけやから、家事に仕事に頑張ってくださいね。

  • #3

    イナバ (土曜日, 17 3月 2018 14:43)

    えっ!濃尾平野で僕だけですか?濃尾平野終わってますね〜!ありがとうございます!頑張ってみます!