コブログ106

ジュンク堂三宮店で「ルポ川崎」と云う本を表紙写真の格好良さにつられて購入。 磯部涼と云う音楽ライターの方が雑誌の連載で川崎を取材したのをまとめた本で、とても面白かった。細倉真弓と云う写真家の川崎市南部を撮った写真も何枚か載ってて、4年くらい前にライブで関東に行ったとき独りでぶらぶらして見覚えのある風景が何個かあった。私がライブの遠征先で貧乏そうな街をぶらぶらする事が「スラムツーリズム」と呼ばれてることも本の中で初めて知った。あまり良い趣味とは云えないねって感じで書かれてはあったけど、私は他人の寂れた生活を覗いてみたい欲求が強いと自分でも思う。なので映画も読み物もドキュメンタリーの方が好きなんだと思う。

 

「ルポ川崎」は若いラッパーやダンサーやスケーターへのインタビューを通して、その子らの少年少女時代が語られてあり、それを通して川崎市南部の様子を伝えるものである。少年少女時代と云っても、80年代90年代に生まれた人たちなんで、40代の私からだと年令的には今だって充分に少年少女やんと思うたりもするのだけど、おもっくそヤンキーの人らなんで10代からもう大人みたいな、子供生んだり離婚したり、麻薬やったりアメリカ行ったり、刑務所入ったりでわたしみたいな凡人の何倍も濃い人生を歩んでおられる感じでした。本の真ん中あたりでインタールードの項があり、そこでまた岡崎京子のリバーズエッジが引用されてあり、小沢健二も川崎市北部の出身だったり、まぁ自分の趣味に沿って選んでる本なので、本の中で色んなことが結び付くなんて不思議ではないけど、なんか嬉しかったりもする。元不良少年の群像に混じって、友川カズキのコーナーもあって、そこが一番おもしろかった。

 

昨晩、遅番で自宅に戻り、夜中にお酒を呑みながらユーチューブで本に載ってたラッパーのプロモーションビデオとか見てみた。若い子とか聞いてグッと来る感じはなんとなく判るけど、歳のせいか、どうも自分にはピンと来なかった。こんなん云うたら殺されるかもしれんけど、大まかなムードとしては倖田來未とかと同じやもんなぁと考えて、ほしたら2PACとかも倖田組やし、ただの私のヤンキーに対する偏見ですね。そのあと友川カズキを聴いてみると、やっぱし断然こっちの方が私は格好良く感じる。格好から生活様式からなんでもかんでも真似してまうヒップホップの主流な方法よりも、友川カズキのフリージャズ的な要素の方がより黒人音楽のルーツに結びついているように思うたのだが、まぁ夜中ってそう云うこと考えがちです。

 

本の中では若いヒップホップグループのことを、音楽の世界を変える新しい個性みたいには別に書いてなくて、地元の仲間と助けあって、地域ぐるみで団結して実生活から良くして行く、地元から世間に向けて大きく発信する、これからの時代そう云う音楽活動のやり方の方が理にかなってるんじゃないでしょうか、みたいな感じにも読めて納得させられた。マイルドヤンキー的な生き方の勧めとも読める。まぁ加古川から見れば川崎なんて超便利なとこなのだけど、地元で事を済ますって云うのは地球環境にも優しいことだし良いことだと思った。読みながら思ったことが沢山あるのだけど、仕事の休憩が終わるので感想文を終わります。カニコーセンもミナエンタウンで頑張ります。

 

◆ 12.26(火)浜口くんの旅的途上ライブ⑫ 忘年会だよ全員集合編

場所)ミナエンタウン cafe Sun

        神戸市兵庫区新開地1-4-3 ミナエンタウン地下

        078-599-5333

出演)誰でも参加自由(私も浜口くんも参加)

司会)浜口富貴 & カニコーセン

時間)ST19:00

料金)チャージなし

       (呑み喰いはしてください【呑】¥300〜【喰】¥100〜)